ハートボイスプロジェクト

ハートボイスプロジェクトブログ

2016年7月1日

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

花とテキスト ペアレント・トレーニング

こんにちは。広島で行動理論に基づき
一生使える発達障害の子ども達を育てるコツをお伝えしている
ハートボイスプロジェクトの中谷美佐子です。

【保護者のための】子どもをあたたかく育てるコツ講座9回目、
いよいよ終盤にさしかかってきました。

今日は「制限を設ける」方法についてお伝えしました。

制限を設けるというのは
子どもがどうしても危険な行為をするときに
ペナルティを与えることなのですが、、、

その前に、子どもの良いところを見つけて褒めることと
子どもの不適切な行動に対して、見て見ぬふりをしながら
子どもの良い行動が出た瞬間を狙って
子どもの良い行動を褒めて「それが良い行動なのだよ」と
気づかせてやることができなければなりません。

褒められたこともない子どもが
ペナルティばかり与えられたら、どうなると思いますか?

当然、自己肯定感の低い
「どうせ、俺なんか、何やってもダメなんだ」と
言う子どもになってしまうからです。

だから、今日お伝えした「制限を設ける」方法は
できるだけ使わなくていいように
「徹底して子どもの良いところ探しができることが前提ですよ」と
お伝えした次第です。

制限を設けるコツというのは
短時間にすることがポイントです。

例えば、何度注意しても、小さい子どもがいるところで
バットを振ってしまうお子さんがいたとします。

そういう時は「バットは公園に行って周りに誰もいないところで振ります。
もう一回、小さい子どもがいるところでバットを振ったら
10分間バットをお母さんが預かります」と言って警告するわけです。

その警告を守れたら「えらいね。ちゃんと小さい子どものそばでは
バットを振らなかったね」と褒めてやると
子どもは良い行動を学ぶことができます。

一方、守れなかった場合は即10分間、バットを預かるといいです。
このバットを預かるという行為がペナルティとなります。

でも、この後、子どもが公園に行ってバットを振ろうとしたら
そこは褒めてやって欲しいのですね。

基本的に行動理論に基づいた子育てのコツというのは
最後は褒めて終わるのがポイントなのです。

さあ、いよいよ来週は10回目「環境を整える」方法についてお伝えします。

第4期は今年9月からスタートします。
参加ご希望の方はまずはこちらをよく読んでからお申込下さい↓
2016秋冬【保護者のための】子どもをあたたかく育てるコツ講座

7月24日(日)学習・発達支援員養成講座の特別講演会を開きます。
テーマは「インクルーシブ教育をはじめよう!」
講師にノートルダム清心女子大学の青山新吾先生をお招きして
インクルーシブ発想の教育、教室における合理的配慮について
青山先生と私がお話します↓
NPO法人日本インクルーシブ教育研究所

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