ハートボイスプロジェクト

ハートボイスプロジェクトブログ

2015年1月22日

人生・心

仕事

発達障害への正しい認識普及活動を始めて、
3年が経とうとしています。

思えば、当時の私は、どうすれば、より広く、
発達障害を正しく伝えられるかをずっと考えていました。

テレビで定期的に発達障害番組を放送すれば
あっという間に理解は広まるかもしれないけれど、
同時に誤解も増えていくだろうと危惧しました。

「そうだ!草の根的に伝えていくのもいいかもしれない」と思って
始めたのが、月1回の発達障害啓発セミナーでした。
セミナー企画運営などしたこともなかった私が
試行錯誤しながらもスタートしたセミナー事業、
講師交渉に始まり、会場予約、受講者の申込受付など
一日中、仕事に追われることになりました。
本業のテレビの仕事はそっちのけです

相談事業やカウンセリングなど一切していなかったにもかかわらず、
当事者からのひっきりなしにかかってくる相談電話、
保護者からのメールでの問合せなどなど…
早朝だろうが深夜だろうがお構いなしです。

どれもこれも「どうやって生きていけばいいのか?」
「この子をどうやって育てればいいのか?」
といったものばかりでした。

そのくらい人々は発達障害のことがよく分からなくて困っていたのです。

そんな思いもよらなかった過酷な活動が
2年ちょっと続きました。
正直、しんどかった~

でも、人々が何を望んでいて、
どのように社会を変えていきたいのかはよく分かりました。

そして、学校教師や保護者だけでなく支援者にも
行動分析に基づいた子どもとの関わり方を学ぶだけでなく、
感覚統合についての知識が必要だと分かりました。

また、現状を考えると、各学校には専門性のある支援員を
配置していかなければ、通常学級に在籍する発達障害の
子ども達は健やかに育つことはできないかもしれないとも確信しました。

そんな私が一番しんどかった頃に、
ソアラサービスの牛来社長が声をかけてくださいました。
右往左往している私にそっと手を差しのべてくださり
インタビュー後、ブログに書いてくださっています。

今、そのブログを読むと、改めて、私がやろうとしたことが
着実に前に進んできていることを感じます。

「今を生きる子ども達のために、
誰もが生きやすいと感じられる社会にしたい」
そんな思いをいつか実現してみせるといった
当時の私の意気込みのようなものが感じられる内容です。

ひとまず、できるところまで突き進んでいきたいと思っています。
こちらから、そのブログを読むことができます↓
SO@R OFFICIAL BLOG