ハートボイスプロジェクト

ハートボイスプロジェクトブログ

2015年5月9日

子育て

発達障害

これは自閉症の子どもとお母さんの会話です。

母「もう3時間もゲームしてるよ。
  ゲームは1日2時間までって決めてるよね。
  ゲームは終わりです!」

子「分かった。すぐにやめる」

ーーー30分後ーーー

母「すぐにやめるって言ってから、30分も経ったんですけど。
  3時間30分もゲームするなんて、たいしたもんだ!
  このたいしたもんだ!っていうのは嫌味だよ」

子「自閉症の人って、嫌味が分からないから困るんだよ。
  嫌味って分からないから、本気でありがとうって答えちゃうんだよね」

と言いながらも、このお子さんは更に30分ゲームをしたそうです(笑)

このお母さんのすば
らしいところは

嫌味がどんなものかを具体的に教えているところです。

たいていの自閉症の子ども達(大人も同じ)が
嫌味を褒め言葉と捉えていることもありまして、、、
ぐちゃぐちゃの部屋を見たお母さんが
「まあ、なんてきれいな部屋なの」と言うと
「あ~、これでいいんだ」と思って
部屋を片付けようとしないということがよくあります。

どうか、自閉症の人達に嫌味を言わないでいただければと思います。
嫌味は通じませんから

伝えるときは、具体的に、ストレートに
どうすればいいかを伝えるのがポイントなのですね。