ハートボイスプロジェクト

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2015年6月19日

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

こんにちは。
行動理論に基づき、子育てのコツをお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

先ほど、8回目の講座が終わりました。
今日のテーマは「子どもの協力を引き出す方法」でした。

私達大人の(身勝手なことも多い・笑)要求に
子ども達に応えてもらおうとしたとき、
ちょっとしたコツを知っておくと
互いに気持ちよい関係がきづけますよ~というお話。

親子の対立を少なくする
4つの方法はこれ!

1、効果的な指示の出し方
2、選択させる
3、予告
4、「~したら~してよい」という取引

これら4つを具体的な例を出して
詳しくお伝えしました。

例えば、効果的な指示の出し方をする場合には、
5つくらいポイントがあるのですが、
その中の一つに
「質問系で指示をださない」というのがあります。

これは、私達大人がよく使っている言葉で、
例えば、、、
「いつ、始めるの?」
「どうして、しないの?」など。

こういった言葉には
たいて「早くしなさい」という意味が含まれていますが
自閉症の子ども達には理解できないことが多いのです。

平均的な発達をしている子どもであれば
「あ~、早くしろって言っているんだな」と
察するというか理解することができます。

一方、自閉症の子ども達は脳機能の働き方から
言葉を言葉通りに受け取りますから、
「いつ、始めるの?」と聞くと、
本当に質問されていると思って
「明日!」とか答えてしまうわけです。

「どうして、しないの?」と聞くと、
「嫌だから」なんて答えが返ってくることもあります。

それは、言葉の裏の意味や、
言葉に含まれる様々な意味などを、
うまく理解できないからです。

しかし、たいていの大人が自閉症の子ども達の
返答に対して「ふざけている」とか「屁理屈を言う」と
捉えてしまいますから、
この辺りから親子喧嘩が始まってしまいます。

こういったことを避けるためには
「質問系で指示を出さない」ことが
ポイントなのです。

こんな感じで、
今日は自閉症の子ども達の特性理解と共に
数々の伝え方のコツや、
やりとりの仕方などについてお話しました。

参加者の皆さんが
「え~、知らなかったから、
結構、質問系で話しかけていました。
その方がやんわりと伝えることができて
いいと思っていました~」

「自閉症の子ども達にひどいことをしていたことに
今、気づいて、反省しています~」

「知らないって、恐ろしいですね~」などなど、、、
いろいろ、自身を振り返っていらっしゃいました。

さて、今日は女性がきれいになる「プリティウーマン」というハーブティーにしてみました。
レディズマントル、コリアンダー、オレンジ、シナモン、マリーゴールド、レモンバーム、
フェンネル、ダンデライオン、ローズ、バニラの入ったブレンドティーです。

お部屋のアロマはオレンジをたいてみました。
しゃきっと元気になる感じがしましたよ。

これは、どうでもいいけど、息子が小学校に上がる前にはいていたスリッパ。
さっき、靴箱を整理していたら出てきました(笑)
「ひつじちゃんのスリッパが欲しい」と言うので、
息子を連れて広島そごうへ行った記憶があります。
今は思春期に入って、子どもとオジサンの真ん中みたいになっているけれど、
あの頃は可愛かったな~。