ハートボイスプロジェクト

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2015年8月3日

思春期

思春期の子どもを持つ親はどうしていいか?
分からないことが多いようで、
いろいろご質問をうけることがあります。

また、自閉スペクトラム症の子どもの思春期は
どうなるのだろうか?といった疑問を
持っていらっしゃるお母様方にもよく出会います。

基本的に自閉スペクトラム症であっても
周りの子ども達と同様に思春期がやってきます。

違いとしては、平均的な発達をしている子ども達は
自身の体の変化や周りの環境などについて
自然と学び取ることができるけれど、、、

自閉スペクトラム症の子ども達は
周りの大人たちから本などを使って、
具体的に、丁寧に、教えられない限り
思春期の体や心の変化を
どのように対処すればいいか等、
自然に学び取ることは困難だろうと、、、

つまり、医学的に、科学的に
ありのままをたんたんと伝えることが
必要だと思います。

特に性については
「こんなことは言えない」と包み隠して
伝える大人達が多いのですが、
こういった察しないといけないような表現を多くする日本では、
自閉スペクトラム症の子ども達は
分からないことだらけで本当に困っています。

その困った子ども達が困ったまま大人になっていきますから、
今の大人を見て分かるように、
対応に困ってしまう大人が増えることになってしまうわけです。

10年以上前の記事になりますが、
こちらはとても参考になりますので読んでおかれるといいと思います↓
自閉症児の思春期 国立成育医療センター こころの診療部 発達心理科医長 宮尾益知

埼玉県警察のサイトも参考になります↓
埼玉県警察 思春期の子どもを持つ親へ

私達大人は子ども達には丁寧に教えながら、
あたたかく育てていくことが大切です。