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2015年12月10日

【保護者のための】子どもをあたたかく育てるコツ講座

行動理論に基づき、子育てのコツをお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

今日はついに10回目の
「発達障害の子どもをあたたかく育てるコツ講座」となりました。

10回目は「環境を整える」というのがテーマです。

子育てをしていく上で
問題を起こりにくくするためには
まずは環境を整えることが大切です。

問題が起きてから対処しようとすると
大変な労力がかかりますから、
ちょっとしたコツを知っておくと
気持ちも生活も楽になりますよ~といったお話をしました。

ブログに全部書くには量が多すぎるので
3つほど、紹介しましょう。

1つは、終わりを明確にするということ。
ASDの子どもは終わりが分からないと
どこまで、いつまで、どれくらいすればいいか
分からなくて困ってしまうのですね。

例えば、学校などで、いきなり運動場に連れて行かれて
「ゴミ拾いをしてください」と言われた場合、
数人の子どもがボーっと立っていたりします。
そうすると、その子達は怒られてしまうのですが、、、
実は彼らはごみをどのくらい拾えばいいのか
分からなかったりするわけです。

だったら、ビニール袋を渡して
「この袋がいっぱいになったらゴミ拾いは終わりです」と
伝えてあげるといいですね。

また、子どもの理解のレベルや耐性に合わせて
スケジュールをつくることの必要性もお伝えしました。

スケジュールをつくるときのポイントは
難しい活動とやさしい活動のバランスがとれているものを
つくった方がいいです。

よくお母さん達がやってしまいがちなのが
子どもにあれもこれもやらせたくて
スケジュールをびっしりにしてしまうこと。

難しい活動ばかりで、それもびっしり入っている
スケジュールを見て、子どもはどうなると思いますか?

そうです!そのスケジュールを見なくなるのですね。
そうすると、お母さん達は
「うちの子にはスケジュールは必要ないようです」とおっしゃるわけです。

実はそうではないのですね。

ASDの子どもが不安にならないように
見通しを立ててやることはとても大切なことで、
彼らがスケジュールを必要としていることは事実です。

でも、スケジュールの作り方によっては
(親の意向が強すぎて)ASDの子ども達を
疲弊させてしまうこともありますから、
この辺りは丁寧に説明いたしました。

そして、視覚的手がかりによって
環境を理解できるようにする工夫の仕方もお伝えしました。

例えば、食事中、離席して困るのであれば
まずはどんな状況で食事をしているかを
観察してみるといいです。

テレビを見ながら食事をしていて
興味ある物や人がテレビに出てくると離席するようであれば
テレビを消せばいいのですね。

玩具が気になって、すぐに玩具のところに行くのであれば
玩具を見えないところに置けばいいといったお話です。

そんな日々の生活の中で
どのように、ちょっとした工夫をして
環境を整えていくかといったことを
数々お伝えしました。

そして、今日は家庭で簡単に
ストレス解消できるというか、
感覚統合にもつながる
運動器具の紹介もしましたよ。

ピンクのスリッパはつま先立ちになるので
ダイエット効果もありますが、
ASDの子どもが足に圧を入れることができるからか?
喜ぶ子どもが多いです。

緑の円盤みたいなものは、この上に立って
ウエストシェイプできるものですが
これも子ども達が結構喜びます。

黒いのは足を引っかけて
手で引っ張って筋力トレーニングをするものですが
こちらも、子ども達が固有覚を刺激することができるようで喜びます。

さて、今日はお部屋の香りを「リンゴ」にしてみました。
リンゴはテーブルの上に置いておくだけで
とてもいい香りがするんですよ。

リンゴの香りにはストレスや緊張を緩和させ
精神的にリラックスさせる効果があると言われています。

受講者の皆さんが「とてもいい香りがする」と言って
喜んでくださったので、私もうれしくなりました。

こうやって、発達障害の子どもをあたたかく育てるコツ講座では
子育てのコツをお伝えするだけでなく、
お母さん達がリラックスできる方法もお伝えしています。

子育てにおいて、
気持ちが楽になる「考え方」や「物事の捉え方」なども
学べます。

さあ、来週はラストです。
修了式をします。お楽しみに♪

来年4月から始まる講座のお申込を開始しました。
定員4名です。定員に達しましたら〆切ります↓
「保護者のための子どもをあたたかく育てるコツ講座」