ハートボイスプロジェクト

ハートボイスプロジェクトブログ

2016年1月12日

メディア

FMちゅーピー内

広島で行動理論に基づき
子どもをあたたかく育てるコツをお伝えしている
ハートボイスプロジェクトの中谷美佐子です。

先程、毎月第二火曜日に放送されている
FMちゅーピーすまいるパフェ
MISAKO先生のVIVA!発達凸凹~s!でしゃべっていました。

本日お話した内容は
「子どもは寝なきゃ育たないよ~」といったお話でした。

お話した内容を簡単にまとめると↓

子ども達は学校で「早寝、早起き、朝ごはん」と
いつも言われているけれど、、、
この意味を本当に知っていますか?
といったところからお話してみました。

実は、昔のように日が暮れたら寝る、
日が昇ったら起きるといった生活が
高次脳機能(知覚、記憶、学習、思考、判断などの認知過程と
行為の感情を含めた精神機能)を
発達させることができるのですね。

だから、人は寝ないとダメなんです。
寝ないと何にもうまくいかなくなるのですよといったお話。

でも、寝りゃ~いいってものじゃなくて、
夜、良い睡眠をとることが大切で、
夜寝なきゃ意味がないのです。

だけど、私達の今の生活は
夜中、そこらじゅうが明るく照らされていて
深夜のコンビニやレストランに
子ども達が大人と一緒にいたりするわけです。

調査によると日本の子ども達が一番寝ていないそうです。

こんな危険なことをしていたら
いくら発達障害の子ども達の適切な支援方法を
学んだとしても、役に立たなくなってしまう。

だから、支援をする前に、基本的な生活習慣だけは
身につけられるよう私達大人が子ども達を守りましょうよ
といったお話をいたしました。

大切なことは、とにかく夜は早く寝るということです。

じゃ、夜よい睡眠をとるためにはどうしたらいいか?ですが、
寝る前には、ICT機器(スマホやパソコン等)を使わないようにすることです。

夜、目からライトの光をガッツリ入れてしまうと
人の脳は眠れなくなってしまうのですね。

また、お風呂も寝る2時間くらい前までには入っておいた方がいいと
兵庫の「子どもの睡眠と発達支医療センター」の中井昭夫先生は
先週日曜日に開催した学習・発達支援員養成講座でお話されていましたよ。

人は体温が下がってきて眠りに入りやすくなるため、
お風呂からあがってすぐは眠りにはつきにくいようです。

また、セロトニン(脳内物質)が活性化していないと
やはり、良い睡眠はできないので、
セロトニンを活性化させることが大切なのです。

セロトニンを活性化させる方法は
早く寝て、早く起きて、朝ごはんを食べて
朝日を浴びながらウォーキング等のリズム運動をするとよいそうですよ。

また、子どもを褒めることも大切です。
褒めるとセロトニンが活性化しますが、
子どもを叱ったりけなしたりしていると
セロトニン低下が起きますから、
うつ病になりやすくなります。

取材をしていると
小児性のうつ病になっている子ども達の多さには
驚きます。

不登校になっている子ども達は
親の育て方が悪いと思っている人がまれにいますが、
実は、うつ病になっていたり睡眠障害になっていることも多いのです。

規則正しい生活習慣と子どもを褒めることは
子ども達をうつ病や睡眠障害にさせないためにも
とても大切なことなのですね。

セロトニンが足りないとどうなるか?ですが、
気分が沈みやすい、怒りっぽくなる、イライラする、
やる気がなくなる、集中力や注意力・学習能力が低下する、
寝付けない、途中で起きる、早朝に目がさめてしまう、
寝過ぎ、顔に覇気がなく姿勢が悪くなる、
痛みを感じやすくなるそうです。

子どものうつ病の特徴は、泣いてばかりでなくて
学習意欲が低下したり、イライラして親に当たり散らす、
荒れた行動が出てくるそうなのですが、
私達はこういったことをあまり知らないために
親の育て方のせいにしていますね。

そうではなくて、セロトニンという脳内物質についての
視点があると、生活環境を改めることができるので
とてもいいですよ。

とまあ、こんなお話をいたしました。

ちょっとピンボケになってしまった写真だけれど
真ん中が石田ディレクターで左が水田アナです。

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