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キレる子どもに、どう接する?

2015年6月25日

メディア

子育て

こんにちは。
行動理論に基づき、子育てのコツをお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

ここ数年、キレる子どもが増えているという話を
よく聞くようになりました。


子どもがキレたとき、大人はどう対応すればいいのか?
私たち大人は困ってしまいますね。

困ってしまうと、、、
つい怒ってしまいがちですが、
怒っても、怒っても、
全く効果がないことを
たいていの大人が経験しているように思います。

むしろ、火に油を注ぐようなことに
なったのではないでしょうか?

そこで、怒らない対応方法について
先日、テレビで放送していて、
とてもいい内容でしたので紹介しますね。

キレる子どもを意外な授業で激減させた小学校の取り組みや
最新の脳の研究から分かったキレるメカニズムなど
わが子をキレなくするための方法が分かります↓

NHKあさイチ 5月18日(月)
特集「キレる」子どもにどう接する

一人っ子の親子関係は難しい?

2015年5月26日

子育て

一人っ子の親子関係が難しいという話を
ときどき聞きます。

一人の子どもに親の目が集中してしまって、
子どもの言動がいちいち気になってしまい、
過干渉になってしまうということのようです。

そうすると、子どもは苦しくなっちゃいますね。
また親に何か言われるんじゃないか?
また怒られるんじゃないか?と思うようになって
ビクビクするようにもなります。

そのうち、自分は親がいちいち
チェックしてくれなければ何もできないと
思うようになっていく子も出てきます。

そこで、一人っ子の親離れ&子離れの時期とは?
という記事がありましたので、
ちょっと読んでみるといいかもしれません。

こちらから読むことができます↓
「ママが知りたいが集まるアンテナ・ママテナ」
一人っ子をどう育てる?
http://mama.bibeaute.com/article/15484/

自信がないときは、どうする?

2015年5月18日

子育て

発達障害

発達障害のお子さんを育てているお母さんが
よく「私、自信がないんです」とおっしゃいます。

「自信」というのは
「自分」を「信じる」と書いて
「自信」というくらいですから、
やはり、自分を信じることができるようにならないと
自信はつかないのですね。

じゃ、どうするか?
ちょっとづつでいいから、
発達障害について
正しく勉強していくしかないのです。

中途半端な知識では
どうやっても発達障害の子ども達への
対応はうまくいきません。
※大人の発達障害への対応も同様です。

もちろん、発達障害に関して
何の知識ももっていないけれど、
とてもうまく対応して
穏やかな暮らしをしている人たちだって
たくさんいます。

それは、互いの困難さに目を向けているから
その困難さを、知らず知らずのうちに
サポートしあうことができるようになっているのですね。

でも、みんながみんな、
そう簡単に子どもたちの困難さに目を向けて
対応を変えたり、工夫したりできるものではありませんから、
やはり、地道に勉強していくしかないのです。

そうすると、子どもたちの行動の意味が
一つ一つ分かってきます。
※大人でも子どもでも、どんな行動にも
必ず理由があります。

行動の意味(背景や理由)が分かってくると、
どうすればいいのか?
どう言葉をかければいいのか?
どのように支えればいいのか?などが
明らかに分かってきますから、
自分の中で「すとん」と落ちて
「あ~、そうだったのか。こうすればいいんだ」と
分かってくるわけです。

そして、うまくいった対応や言葉がけを
積み重ねていくことで、
「自分は大丈夫!子どもも大丈夫!」と
思えるようになって、
いつしか「自信」が持てるようになっていくのですね。

だから、発達障害は、
中途半端な知識では差別や偏見を生み出すだけで
何にもいいことはありませんから、
本であれば30冊くらい読んで、
この人に教えてもらいたいという先生(専門家)を見つけて、
ぜひ、その先生について
2~3年は勉強してみるといいと思います。

また、いろんな先生(専門家)のお話を聞くことも大切です。
それは1人の先生を絶対視し始めると
たいていの人が「~ねばならない」とか
「~すべき」思考に陥ってしまうからです。

私は「ねばならない病」とよんでいますが(笑)
この病は実にやっかいで
生きづらさを更に加速させていきますから、
十分にお気を付けいただければと思います(笑)

そうしているうちに、
「な~んだ、発達障害って自分にもある特性で
その度合い(程度)が強く出すぎたとき、
子ども達が生きにくくなっているんだな」ということが
分かるようになります。

そうすると、どのように対応すると
互いに心地よくいられるかということを人は考え始めます。

そして、一番大切なこと。
それは、自分の考え方や捉え方、
見方などを変えていくことで、
どんなときも幸せでいられるということに
気づいていくのです。

そうしているうちに、
「自信」がついていきます。

実は、発達障害の子育てに自信を持つには
時間と努力が必要なのですね。

誰しも、一足飛びには
「自信」をつけることはできないのです。

そう!自信がないときは
勉強するしかないのです。

嫌味が分からない

2015年5月9日

子育て

発達障害

これは自閉症の子どもとお母さんの会話です。

母「もう3時間もゲームしてるよ。
  ゲームは1日2時間までって決めてるよね。
  ゲームは終わりです!」

子「分かった。すぐにやめる」

ーーー30分後ーーー

母「すぐにやめるって言ってから、30分も経ったんですけど。
  3時間30分もゲームするなんて、たいしたもんだ!
  このたいしたもんだ!っていうのは嫌味だよ」

子「自閉症の人って、嫌味が分からないから困るんだよ。
  嫌味って分からないから、本気でありがとうって答えちゃうんだよね」

と言いながらも、このお子さんは更に30分ゲームをしたそうです(笑)

このお母さんのすば
らしいところは

嫌味がどんなものかを具体的に教えているところです。

たいていの自閉症の子ども達(大人も同じ)が
嫌味を褒め言葉と捉えていることもありまして、、、
ぐちゃぐちゃの部屋を見たお母さんが
「まあ、なんてきれいな部屋なの」と言うと
「あ~、これでいいんだ」と思って
部屋を片付けようとしないということがよくあります。

どうか、自閉症の人達に嫌味を言わないでいただければと思います。
嫌味は通じませんから

伝えるときは、具体的に、ストレートに
どうすればいいかを伝えるのがポイントなのですね。