ハートボイスプロジェクト

ハートボイスプロジェクトブログ

2015年7月3日

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

こんにちは。
行動理論に基づき、子育てのコツをお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

今日は、10回目の講座でしたよ。
テーマは「環境を整える」です。

私はいつも子どもを褒めることの
大切さについて語っているのですが、、、

その前にとっても大切なことがあるのですね。

それは、子どもを褒めることができるように
環境を整えるということなのです。

環境というのは、自分の周りにある物だけでなく
人も含めて、いろいろ工夫しながら環境を整えなければ、
そりゃ~、うまくいかないことが多くなってきますよ!
というお話です。

例えば、「このお部屋をきれいにしてください」と言っても
ぼーっと立ったままで何もしない子がいるとします。

ここで「さっさと、お部屋をきれいにしなさい」と
怒りたくなると思うのですが、、、

まずは、どうして、この子はぼーっと立ったままなんだろう?と
疑問を持つといいですよ。

そして、ひょっとすると、
この子はお部屋の片づけ方が
分からないのかな?と思ってみたり、、、

いやいや、お部屋の片づけ方は分かるのだけれど、
どのくらいまで片づけたらいいのか?わからないのかも!?

うん?もしかすると、
部屋を片付ける手順が分からないのかな?
などと、いろいろ考えてみるといいのですね。

部屋を片付ける手順が分からないのであれば、
手順書を作ってやればいいですし、

片づける範囲が分からないのであれば
「ここからここまでを片付けてね」と言って
片づける場所を明確に指示してあげるといいです。

もう一つ、例を挙げると、
玄関で靴を脱ぎ散らかしてしまう子がいて、
何度言っても、何度怒っても、
子どもが玄関で靴をそろえてくれないのであれば、
足とか靴の形をしたシート等を玄関に置いてみましょう!

「あらまあ!びっくり、子どもがあっという間に
玄関で靴を揃えるようになりました。
子どもを叱ることばかり考えていましたけど、
私の工夫次第で子どもは叱らなくても済むのですね」と
おっしゃったお母様もいらっしゃいましたよ。

とまあ、こんな具合で
環境を整えるだけで、
子どもを叱らなくて済むというお話を
今日はあれこれ具体例をお見せしながら
参加者のお悩みやご質問にも答えながら
お話していきました。

実は、私たち大人が環境をうまく整えることができれば
子どもに腹が立つことは、あまりないように思います。

つまり、子どもの困った行動は
ほとんど私たち大人が子どもの分からない感を
理解していないせいかもしれませんね。

さて、今日は柿の葉茶とアイス最中をお出ししました。
柿の葉茶はビタミンCが緑茶の20倍ちかくあるらしいですよ。
だから、美肌や美白、肌荒れやニキビ対策になって
女性をきれいにしてくれる健康茶だそうです。

お部屋の香りはサイプレスにしました。
サイプレスは怒りやイライラを鎮めてくれる作用がある精油だとか。
それを聞いた参加者の皆さんが、思いっきり嗅いで帰っていかれたのが
結構、笑えました。

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2015年7月2日

人生・心

「もう、ちょっと聞いてください。
私、○○なこと言われたんです」

「○○なことを言う人がいるんですよ!
中谷さんはどう思われますか?」

「いくら言っても分からない。
何度言っても分からない人には
どうしたらいいんでしょうか?」

私も含めて、多くの人が
たくさん苛立ちながら生きていますね。

でも、ちょっと見方を変えるだけで
随分、穏やかでいられたり、
幸せに感じることもできるのですが、
なかなかそうはいかないのが人間です。

人はどうしても事象にとらわれて
しまいやすいのだろうと思います。

事象にとらわれず、
ただ、物事の受け止め方や
捉え方を変えるだけで
人と争わずにすみますし、
腹も立たなくなることは知っておくと便利ですね。

すべては自分次第ということです。

例えば、後ろからどーんとぶつかってきた人がいました。
一瞬「なんだよ?」なんて怒りが出たとしても
振り向くと、そこには目が見えない人が転げていました。

あなたはまだ腹が立っていますか?

恐らく、誰もが怒りはなくなっていると思います。

こんな風に、どんな事象にも
背景をさぐると理由があるものなのです。

そうすると、自分の前で起こるどんな事象への怒りや不満も
すべて「受けとめ方の自己責任」と捉えることもできます。

すると、どうでしょう。
学ぶことがいっぱいになってきますね。
「今回も学ばせてもらった」「教えてもらった」と
思えるようになってくると
気持ちが楽になってきませんか?

そうすると、、、
人と争っている時間がもったいないと思うようになりますね。

そんなことあってもいいよね。

私もあなたも意見は違うけれど
それでいいよね。

何が正しいかなんて分からないよね。
そういった考え方もあっていいね。

見方を変えて、
受け入れられる器を大きくしていくことで
人はより幸せに生きていけるのかもしれません。

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