ハートボイスプロジェクト

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講座6回目 困った行動を減らす

2015年6月4日

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

こんにちは。
行動理論に基づき、子育てのコツをお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

今日は6回目の講座でした。
テーマは「困った行動を減らす上手な無視の仕方」です。

子どもの困った行動を減らそうと思うと
私達大人はどうしても「叱る」ことをしてしまいます。

でも、叱っても、叱っても、
一向に改善されない子どもが多いものです。

それは、どうしてかと言うと、、、
褒められて育っていない子どもは
叱られてもいいから、
大人から注目して欲しいので
ますます、叱られる行動をするようになるからです。

じゃ、どうするか?
良い行動には「褒める」を与えて、
困った行動には「見て見ぬふり」という
上手な無視をするといいのですね。

今日は、その上手な無視の仕方や
無視と言っても、
そこにはどんな愛をもたせるか等、、、
子どもの困った行動から
良い行動へ導く方法を
約1時間30分お話しました。

参加者の方が
「ここで勉強するようになって
子どもを褒めると、子どもが落ち着くということがよく分かりました。
今、関わっている子どもがすごく落ち着いて
私も心が穏やかになって、とても幸せを感じます」
とおっしゃっているのを聞いて、
私も一緒に幸せを感じました。

人の幸せは自分の幸せ
発達障害の子ども達に関わる大人たちが
ともに幸せを感じ合えるように
引き続き、手助けしていきたいと思っています。

幸せは向こうからやってくるのではないのですね。
「自分で見つけるもの」
「自分でつかむもの」なんじゃないかな?
たぶん


今日のお茶は喉の調子を整えてくれるハーブティーでした。


お部屋の香りは「富士屋ホテル」のオリジナルエッセンシャルオイルにしてみました。
スーッとした香りがイライラした気持ちを落ち着けてくれるアロマが漂う中の講座でした。

講座5回目 望ましい行動を増やすトークン

2015年5月28日

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

こんにちは。
行動理論に基づき、子育てのコツをお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

今日は5回目の講座でした。
テーマは「望ましい行動を増やすトークンシステム」です。

トークンシステムというのは
簡単にいうと「ご褒美」のことです。

ご褒美と言っても、
いろいろありまして、、、

例えば、いちごが大好きな子にとっては
いちごが食べられることが褒美になりますが、
いちごが大嫌いな子にとっては
褒美には全くもってなりませんね。

それで、ちょっとしたシールを
貼ってやるだけでも褒美になりますよ~という話など、
いろいろなトークンについて
実にいろいろなお話をしました。

※すべて書いているとかなりの長文になってしまうため
「いろいろ」という曖昧な言葉で表現しています。
すみません。

トークンシステムを使うのは、
褒めるや関心を持つなどの
肯定的注目だけでは従順さを
引き出せないときにつかいます。

今日は、生活のリズムを整えるために
どのようなトークンを使うといいか?とか、
社会のルールを守るためには
こんな方法がありますよ~
あんな方法もありますよ~と、、、

あれこれ、実際、お母さん達や
支援者達が工夫して成功した例を
いろいろ紹介させていただきました。

トークンは2か月以上は続けないと
効果が出ませんから、
これから、2か月間は続ける自信があるときに
始めてくださいね~とお話しました。

人の行動は2か月以上続けないと
定着しないのですね。

途中であきらめてしまうようでしたら
最初からやらないでおきましょう!
ということです。


今日のお茶はハーブコーディアル(エルダーフラワー)です。
皆さん、「おいし~い」と言って飲んでくださって、ちょっぴりうれしかった私。


そして、お部屋の香りは、ヒノキとアスナロ、ヒメコマツ、モミのブレンドで
森の中にいるような気分でした。

来週は、困った行動を減らすために
上手に無視をする方法をお伝えします。

あっ!無視と言っても、ちょっと違いますよ。
あたたかい無視ですから、お間違いなく!

講座4回目 肯定的注目

2015年5月22日

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

こんにちは。
行動理論に基づき、子育てのコツをお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

昨日は、発達障害の子どもをあたたかく育てるコツ講座4回目、
テーマは「肯定的注目」でした。

肯定的注目というと
「褒める」ということは頭に浮かびやすいのですが、
その他は?というと、
なかなか思いつかないものですね。

肯定的に子どもに注目する方法としては
褒めるだけでなく、
励ます、感謝する、
興味関心をしめすとか
やさしく体にさわる、
ほほ笑むなどなど、、、
よーく考えてみると結構あるものです。

「そんな肯定的な注目には
子どもの良い行動を強化することができるのですよ」というお話でした。

この肯定的注目さえあれば、
子どもはいつしか不適切な行動をしなくなりますから
ぜひとも皆さんに覚えてもらいたいと思っています。

講座の中では肯定的な注目の仕方や
肯定的注目をすることで
どのように子どもが変化するか?
どういった親子関係になっていくか?などを
またまた、100分近くお話してしまった私。。。
ちょっと長すぎたかな?
参加者の皆さん、ごめんなさい

そして、4回目ともなると
皆さん、お子さんの様子を観察しながら
記録をつけることに慣れてこられていて、
いろんな発見や驚きなどもありました。

この調子で引き続き楽しみながら、記録をつけていきましょう!

さて、昨日のお茶はシナモンと生姜、
オレンジピール、カルダモン、クローブの
ハーブティーでした。
ちょっとチャイに似た感じの味がして
身体があたたまるので心がほっこりします。

そして、参加してくださる皆さんにリラックスしてもらいたかったから
昨日のアロマはラベンダーでした。
スーッとした香りがお部屋にただよって気持ちよかったですよ。

私はいつもここに座って
パワーポイントをお見せしながらしゃべっています。

講座3回目 行動観察と記録の仕方

2015年5月15日

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

こんにちは。
行動理論に基づき、子育てのコツをお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

今日は、発達障害の子どもを育てるコツ講座3日目でした。
本日のテーマは「行動観察と記録の仕方」です。

子どもの行動を観察するときのコツは、
子どもが起こしている問題行動だけ見ていてはいけないということを
今日はたくさんお話しました。

子どもだけでなく大人の行動も全く同じで、
例えば、2人の大人が喧嘩したとします。
喧嘩している状況だけ見ていては
何にも解決にはならないのですね。

人の行動にはすべて背景がありますから、
その行動の前の状況をしっかり観察することが大切です。

そして、その行動の後、
どんな状況だったかも観察しておかないと、
本当の問題解決にはいたらないのです。

また、観察しても記録に残しておく必要性も
お伝えしました。

記録するときのポイントは
具体的に、5W1Hをしっかり書き込んでおくことが
大切です。

あとで、記録を見返したとき、
分かりやすいのですね。

「自分は子どもがすごく長くゲームをしていると思っていたけれど
時間を計ってみると、な~んだ30分しかしていませんでした。
私の長いという感覚がちょっと狂っていました~」と
おっしゃる方も多いのです。

そんなわけで、親と子どもの感覚の違いを知るためにも
記録はとてもいいのですよ。

みっちり1時間半の講座に
1時間の個別課題の検討、
そして、今日は特別に
個人的なお悩みにもお答えしたので
1時間以上延長してお話ししたため、、
皆さん、お腹をグーグー言わせながら
がんばることになりました(笑)

講座3回目ですから
まだまだ分からないことも多くあると思います。

これから徐々に、深い理解と共に
多くの気づきが出てきますから
6~7回目あたりから
手ごたえが出てくると思います。

来週、4回目のテーマは「望ましい行動を増やす」
いよいよ、本格的に対応方法の話に入っていきます。


今日のお茶は、びわの葉とクマ笹、柿の葉をブレンドしたもの。
ほっこり和風の味で、番茶のような風味があります。


そして、お部屋はオレンジの香りにしてみました。
お越しいただく皆さんに元気になってもらいたかったから~。

講座2回目・親のあり方とプログラムの考え方

2015年5月7日

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

こんにちは。
行動理論に基づき、子育てのコツをお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

今日は発達障害の子どもをあたたかく育てるコツ講座2回目、
親のあり方とプログラムの考え方についてでした。


逆光で部屋が暗く映ってしまいました
今日のアロマはローズオットー。
バラの香りがしますよ。
ストレスからの解放によりイライラ改善、
ホルモンバランスを整えてくれます。


そして、今日のお茶はエルダーフラワーの甘い香りと
リンゴのフルーティーな香りがバランスよく調和した
オーガニックハーブティーです
お菓子はバナナチップス。

まずは、お茶とお菓子でくつろいで、
ちょっとしたおしゃべりをしてから講座開始。

まずは、1か月間、2つの行動を観察して
記録をとってきてくださったものを見させて頂き、
ちょっとしたアドバイスをしました。

皆さん、記録をつけることで
たくさんの気づきを得られていましたよ。

少しばかり私とのやりとりを紹介すると、、、

「私の言葉の使い方を変えると、夫が素直に聞いてくれる
ということに気づきました」
※この方はお子さんではなく夫婦関係を改善したいので
ご主人の行動観察をされています。
↑↑↑
すばらしい気づきですね。
この調子で観察していってください

「子どもの行動にはすべて意味があるって聞いて
観察していたら、子どもが走り回らなくなりました。
あれっ???」
↑↑↑
この方はお子さんが部屋を走り回るのを止めさせたいと思って、
行動観察していたら、子どもがぜんぜん部屋の中で
走り回らなくなったのだそうです。
それは、子どもが走り回らなくても満足できる遊びを
見つけられるよう上手に支援されたからかもしれませんね

「私、否定的な言葉ばかり、子供にかけていることに気づきました。
これじゃ、子どもも怒りますよね」
↑↑↑
すばらしい!
自分で気づくことができると、
自分を変えていくことできますから、
必ず、お子さんとの関係があたたかいものに
なっていきますよ

そして、親のあり方とプログラムの考え方について
お話しました。

親のあり方については首尾一貫が大切!
気分によって、同じことに対して
ほめたり、叱ったりしていては
子ども達はどうしていいか?
分からなくなってしまいます。
じゃ、どうしたらいいのか?ということを
具体的にお伝えしていきました。

プログラムの考え方は
がんばっている親や支援者を
応援するというもの。

まずは、子ども(または他者)を
観察するのが上手になって、
「ほめて、教えて、工夫して、待つこと」が
上手になるようにサポートしていきますよ~
といったことをお話しました。

これから1週間、
今日の講座のポイントをおさえながら
お子さんやご主人を観察しながら
記録をつけてきてくださいます

来週、お会いできることを楽しみにしています