ハートボイスプロジェクト

ハートボイスプロジェクトブログ

2015年4月17日

人生・心

行動分析にもとづき、子育てを楽にし、
穏やかに生きる方法をお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

さて、子どもでも大人でも
言い合いの原因を見ていると、
あることが分かります。

そのあることとは
たいていどっちにも
「自分の方が正しい」という
気持ちがあるということです。

違う者同士だからぶつかるわけですが、、、

でも、そこで「え~い、面倒くさい!」と言って
関わりをやめてしまったら
何も生まれてこないのですね。

互いに互いの良さを見つけて、
その良さを利用し合うような関係を
きずいていけるよう、
私たちは工夫が必要です。

その工夫とは
やはり他者の良いところを探す
という作業が必要なのですね。

1日1回、
周りの人たちの
良いところを探す
努力をしてみましょう!

いつしか、言い合いではなく
穏やかな「話し合い」ができるように
なっていきますよ

2015年4月9日

発達障害

いまだに自閉症の人たちに
「ちゃんと話を聞かないといけません」と
言っている人たちが結構いるのですよ。

発達障害を正しく理解してもらうには
もうしばらく時間がかかりそうです。

さて、自閉症の人たちの障害特性というのは
耳からの情報処理がうまくいかないわけで、
本人も「ちゃんと話をきかないといけない」
ということは分かっているのですが、
うまく聞けないのです。

そこで、今日は、視覚的な支援や配慮というものは、
自閉症の人たちにとってはなくてはならないものだ
ということについて書いてみたいと思います。

耳が聞こえない人には、
手話や筆談という手段があるから
コミュニケーションが可能になります。

目が見えない人には点字があるから、
安心できる生活が可能になります。

それと同じように視覚的な支援や配慮は、
自閉症の人たちが豊かな生活を送るために
必要不可欠なのです。

でも、それらがなかなか取り入れられない現状が
いまだに社会全体であります。

自閉症の人たちに
「ちゃんと話を聞いてください」とか
「空気を読んでください」というのは、
足が不自由で車椅子生活をしている人に
『頑張って歩いてください』ということと同じなのです。

目で見てわかる障害に対しては、
私たちは無理なことや難しいことを言ったり、
要求をしたりしません。
すぐに、それに対して必要な支援や配慮を行いますよね。

それと同じように、
私たちは、自閉症の人たちにとって
必要な支援や配慮ができる社会に
していかないといけないと思うのです。

2015年4月6日

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

本日、発達障害の子どもをあたたかく育てるコツ講座
第1期、スタートしました~!

今日は、1回目なので、
参加する方々が互いにここちよい関係がきづけるよう
回復力のためのレジリエンスミュージックと
FUJIYA HOTELのオリジナルブレンド アロマをたいて
お待ちしました

ネームカードを作成したり
自己紹介したり、お茶とお菓子を楽しみましたよ。

あっ!お茶はオーガニックの
レモンジンジャーにしてみました。
皆さん「リラックスする~」と言って
喜んでくださいました。
うれしいっ

発達障害の子ども達に関わる大人は
発達障害について理解がすすんでいないと
どうしても大変な日々を送ってしまいますから
感覚からリラックスできるよう
工夫することが必要なのですね。

さて、参加された方々には
これから1ヶ月間、関わっているお子さんや
ご主人などを素の状態で観察して
記録をしてきてもらいます。

そこで、今日は、何を具体的に観察して
記録をとっていくかを一緒に決めていきました。

皆さん、ご自分のお子さんのことや
ご家族のこと等について、
困っていることや、なぜ?と思うことや
どうしたらいいか分からないことを
何気に話していらっしゃいました。

私はその横で「ふむふむ」と聞きながら、
「それはこうやって、こうすれば大丈夫ですよ」と
答えが、のどのところまで出て来ていたのですが、
必死で言わないようにぐっとこらえました

それは、参加者が講座を通して
自分で気づいていった方が
より「幸せ」に近づけるからです。

これから7月中旬まで続く長~い講座ですが、
発見や気づきがたくさんある中で、
自分自身を変化させていくことへの喜びを
たくさん感じてもらえるよう
しっかりサポートしていきたいと思います

2015年4月5日

人生・心

考えていることというのは、
つい口から言葉となって出ていたり、
文章にすると、その中に自分の考えていることが
思いっきり盛り込まれているな~とよく思います。

だから、「言葉に気をつける」というよりは
「考えていることに気をつける」にした方がいいのでしょうね。

考えていることは、
たいてい言葉となって出てきますから、
その言葉が自分の方へ、
帰ってくるといった感じになります。

だから、いいことを考えていればいいことが起きるし、
悪いことを考えていると悪いことが起きるのだろうと思います。

つまり、人は自分が考えていることを
引き寄せるようにできているのでしょう。

そうすると、自分の周りの状況を見ると
自分が考えていることが分かります。

自分にとって、いいことがたくさん起きるようであれば
自分が望む自分になっているということでしょう。

自分にとって、悪いことばかり起きていると感じるなら、
自分が望まない自分になっているのかも!?

そんなときは、最高の学びのチャンスと捉えて、
自分をよりよく変えていこうと勉強を始めれば、
大きく前進できますね。

失敗続きであれば、
「失敗したから学べた。失敗に感謝!」と言って
前向きに勉強していけばいい

自分に与えられた、どんな機会にも学ばせて頂いたと
感謝できると、とても生きやすくなりますね。

恐らく、自分にふりかかってくるたいていのことが
自分が学ばなければならない事なのでしょうから、
それを受けとめて、こういった機会を与えられたことを
有り難く受け取ると、川が流れていくように
さらさらと生きていくことができるのだろうと思っています。

でも、川にも淀んだところがありますから、
そこは人で言うと「マイナス感情」のあるところかな?

マイナス感情というのは
怒りとか、妬み、悲しみ、苦悩、イライラ、
不安、心配、失敗したことを繰り返し考えるなどなど、、、
たくさんありますね。

このマイナスの感情が出てきたときは
川の淀んだところに入っているわけですから、
「生き方を間違えてますよ~。
今の生き方では病気になりますよ~」と
教えられていると思っています。

そうすると「マイナス感情」にも感謝できるというわけです。

感謝なんてできない!っという時は、
自分に言い聞かせるのもいいですね。

こんな風に、、、
「怒りが出てきた私を許します。
今、私の怒りはなくなっています。
このことに気づいた私にありがとう」って感じでしょうか。

2015年4月1日

気になること

いろんな人達とやりとりをしていると、
「させていただきます」という言葉が
とても多いことに気づきました。

何かと「~させて頂きます」と言っておられ、
メールでも「~させて頂きます」と書いてこられるのですね。

恐らく、へりくだって、おっしゃって下さっていると思われるのですが、
どうも、私に対して何らかの事で
怒っているように聞こえてくることがあります。

それは、ちょっとした言葉の使い方なのだろうけれど、
その言葉の使い方のどの部分に、
その人が、私に対して怒っていると感じてしまうこともあるのか?
しばらく考えていました。

しばらくどころか、ここ数年、
ずっと謎解きをしていたと言っても
いいかもしれません

その理由を見つけました!

国語辞典を調べると次のように書いてありました。
*させていただく*
〈自分の行為が相手の許容の範囲にあるという、
へりくだった遠慮がちな気持ちを表す。
しばしば相手に配慮しながら、
自分の一方的な行動や意向を伝えるのに使われる〉

どうやら、この「一方的な行動や意向を伝える」というところに
何かしら、、、問題があるのかもしれません。

だから、相手が怒って言っているように
聞こえてしまうこともあるのだと、ようやく分かりました
※言い方とかトーンの使い方によっても
聞こえ方は随分違ってくるかもしれませんね。

そこで、敬語講師の山岸弘子さんが明快に答えてくださっています。
「させていただきます症候群」として
5つに分けると分かりやすいようです。

1、すっきり話そうよ型
2、だれを立てているの?型
3、だれに許可をもらったの?型
4、自分勝手すぎるよ型
5、「さ」はいらないよ型

これらを、実に分かりやすく書いて
下さっている記事がありますので紹介しますね↓
NHK解説委員会 解説アーカイブス
視点・論点「させていただきます症候群」2014年10月14日(火)