ハートボイスプロジェクト

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2015年12月4日

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

行動理論に基づき、子育てのコツをお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

昨日は9回目の発達障害の子どもをあたたかく育てるコツ講座でした。
先週、風邪で寝込んでいらっしゃった方がいらしたので
急きょ、お休みにして、2週間ぶりの講座となりましたが、、、

この空き時間がよかったようで
皆さん、いろいろな発見や気づきがたくさんあったようです。


さて、昨日のテーマは「制限を設ける」でした。
制限を設けるというのは、ペナルティのことなのですが、、、

実は、まずは、私達大人が子ども達のいいところを
探す癖がついていて「褒める」ことが
出来ているかどうかが重要になってきます。

制限を設ける場合は、これらが出来ていることが前提となります。

だから、親が子どものいいところを見つけることが
できていない状態では
絶対に制限を設けないようにお話しました。

つまり、子どものいいところを褒めて育てていれば
制限を設けることはしなくて済む場合が多いということなのです。

でも、子どもがどんなに注意しても危険な行動を繰り返す時や、
自分の行動をコントロールできなくて
物や人を傷つけてしまう可能性のある時は
制限を設けましょうということです。

制限を設ける方法やコツは
かなり詳しく説明しないと
誤った捉え方をした場合、
子ども達を傷つけることになるので
ブログでは書かないことにします。

昨日は休憩時間に「くず湯」をお出ししました。

こちらは「ゆず」のくず湯です。
「抹茶」と「ゆず」と「しょうが」のくず湯を用意していたのですが
「しょうが」をリクエストされる方が多かったですよ。
寒かったからかな?

さて、この時期は「ゆず」がおススメですね。
身体を温める作用がありますから
風邪予防に役立ちます。

昨日はお部屋にゆずのアロマをたきました。
ゆずはイライラや怒り等のマイナス感情を落ち着かせて
穏やかで和やかな気分にさせてくれるそうです。

また、血行を促進させるので冷え性の人にオススメなのだとか。

シャープでフレッシュな香りのゆずは
リラックスできて、私は好きですよ。

さあ、来週は10回目。
いよいよ終盤です。
テーマは「環境を整える」。
お楽しみに♪

来年4月から始まる第3期お申込を開始しました↓
「発達障害の子どもをあたたかく育てるコツ講座」

2015年12月1日

学校

今日は息子の小学校のPTC活動でした。
私は学年部の役員をしていてPTC担当なので、
今年は感覚統合学会 会長の土田玲子先生をお呼びしました。


「遊びは子どもの自分育ての活動」と題して
現代の知能観についてや、
遊びが脳の栄養であること、
人はなぜ遊ぶのか?といった
お話をしてくださったのですが、、、

う~ん、実にいいお話でした。

子ども達や保護者だけでなく
先生たちも納得!といった感じでした。

そのあと、子ども達と保護者がグループに分かれて
新聞紙とガムテープとマジックだけを使って、
みんなで一緒に楽しめる遊びをつくり出してみました。


こちらはボーリング。


こちらはカップにボールを入れる遊びだそうです。


玉入れ。


すいか割りだそうです。


的あて。


こちらは、二人で遊ぶそうで、一人が棒を持って、もう一人は輪投げのようにして
遊ぶのだそうです。

このブログで全部、お見せできないくらい
子どもと大人が一緒になって
数々の遊びを生み出していました。

そして、新聞を使ったグループで行う
ゲームを二つ楽しみました。

一つは、2グループが新聞で玉を作って
投げ合うというもの。
自分の陣地に玉が少ないほうが勝ちです。

もう一つは、じゃんけんで負けると
新聞紙を折り曲げていくので
自分の立つスペースがなくなっていくというゲームです。

負ければ負けるほど、
小さな新聞スペースの上に立たなければならないため
グループで協力し合わないと立つ場所がなくなるのです。
こちらも実に楽しいゲームでした。


PTCが終わった後、
子ども達が口々に
「あ~楽しかった~!」と言っているのを聞いて、
楽しいことは本当に多くのことを学べるんだな!と
改めて思った次第です。

土田先生が楽しいから学べるんだということを
私たちに体験させてくださったのですね。

子ども達に、これから生きていく上で
大切なこと=楽しさから学べるということを与えてくださったことを
深く感謝いたします。

子ども達の感想をご紹介します。

・みんなで仲良く楽しく遊びととても気持ちが良くなりました。

・新聞紙しか使っていないのに、たくさん遊べて、面白かったです。
他の人がつくった遊びも実際にやってみたいと思いました。

・別のグループの発表をみると、こんなこともできるのか~と思ったり、
なるほど!と思うものもあり、面白かったです。

・新聞を使って遊びを考えるときに「チャレンジできる」や
「子どもも大人も楽しい」というのが条件だったので、ちょっと難しかったです。
でも、班のみんなで協力して、いろいろな遊びを考えるのは楽しかったです。

・ぼくはいつも家の中でしか遊ばないので、外で遊んだら
感情などをコントロールできると分かったので次からは外でも遊びたいと思いました。

・遊ぶことが、こんなにも頭を使うことなのだと分かりました。

・脳科学について土田先生からお話を聞くことが出来て良かったです。

・グループで一つの遊びを作ったので、一人一人の意見が混ざって、
とてもおもしろい遊びになりました。普段あまりしない遊びを親ともできたことが
とても楽しかったです。

・友達や友達の親とも仲良くなれて楽しかった。

・みんなと作ったり遊んだりして楽しかったです。

・遊ぶものを考えるのは楽しいと思いました。最初の知能についてのことも
初めて知ることばかりで勉強になりました。

・いままで自分達で遊びをつくることがなく、いつもある道具を使っているので
難しいと思いました。でも、自分で工夫してつくった道具をつかって遊ぶのは
楽しかったです。新聞紙のように身近にあるけれども、
あまり遊び道具と認識していないものも楽しいと知ったので、
他に何で遊び道具ができるか?何をつくるか?どうやって遊ぶか
考えてみたいと思いました。
新聞紙にも、ちぎる、まるめる、たたむなど、いろいろな方法があっておもしろかったです。

・新聞紙を使って自分達で遊びを考えるという事はなかなかないので、
いい体験ができたと思います。

・おもしろくて、楽しかったです。特にみんなで協力して、
作り終わったときの達成感がすごかったです。

・みんなで協力して頭や身体をつかって楽しかった。
10枚も新聞がいるのかな
と思ったけど、逆に少ないくらいだった。
外で、また友達といろんな遊びを考えてみたい。

・いつもならお母さんに「新聞をちぎったりしないで」と言われるので、
新聞で楽しい遊びを考えたりしたのは楽しかったです。

・身近にある物で「作る」という楽しさが実感できて、おもしろかったです。
脳のことについても知ることができ、初めて知ったことばかりでした。

・班で協力して遊びの道具をつくるとき、「ここはこんな風にした方がいい」とか
「もう少し大きいものにしよう」など、工夫して遊びの道具を作るのは楽しかったです。

・脳の話は、遊ぶことによってどんな効果があるか分かり、とても勉強になりました。
自分達でアイデアを考え、その考えを出し合い、自分達が楽しいと思える物を
作るというのは、物事を考える力もつくし、コミュニケーション能力もつくので
とてもいいアイデアだと思いました。

発達障害の子どもをあたたかく育てるコツ講座のお申し込みを開始しました↓
来年4月から第3期が始まります。定員4名です。