ハートボイスプロジェクト

ハートボイスプロジェクトブログ

2017年12月15日

Webでコツ講座

受講者の声

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

広島で行動理論に基づいて
子どもをあたたかく育てるコツをお伝えしている
ハートボイスプロジェクトの中谷美佐子です。

さて、先週、子どもをあたたかく育てるコツの
ライブ講座が終了し、本日Web講座が終了しました。

こちらで参加者が発表してくださった
10週間プログラムの振り返りを紹介します。

【支援者 50代女性】
この講座を受講して本当に良かったです。
講師の中谷さんに感謝で、環境を整えていただいて
とても癒されました。

私の対応が子どもをより苦しめてしまったり、
間違った強化をしてしまっていたことは分かりましたが
具体的にどのような対応をしたら、子ども達がハッピーに
私自身がハッピーになれるのかを学んで身につけたくて
この「子どもをあたたかく育てるコツ講座」を受講しました。

この講座では、子ども達…という前に
自分自身のことをより見つめる機会となりました。
記録をとるということでたくさんのことに気づかされました。

無意識で行っている自分の言葉や態度が
子どもの行動に出ているだけで、
私が変わると子どもも変わるのだと実感しました。

今は子どもに対しては腹を立てることもなくなり、
落ち着いた気持ちで見ることができるようになりました。

ただ対応にまだまだ経験不足で
未熟だと感じていますので学び続けていきたいと思います。

【支援者・保護者 50代女性】
前回の講座では夫への感謝の気持ちが芽生えたところで終了となり、
再受講し、2度目の今回は成果を確実にするためには
まず己の精神(頭)と身体が整わないと始まらない事に気づかされ、
最終日の今も苦闘しています。

「学校のカバンを自室へ置く」
「学校からの書類と弁当箱を出す」という目標行動の観察を通して、
自分の性急な特性が浮き彫りになりました。

「これが済んだら次はこれ。何でできないの」と、
行動がなかなか定着しないことに初めはイライラしていました。
原因を探ろうと、声かけ前の行動に注目し始めたのが
3回目の受講後です。

帰宅してから鞄を持って2階へ上がるまでの時間の言動を
事細かく記録していくうちに、
子どもの特性や気持ちを無視して常に自分の特性ペースで
物事を進めていたことに気づきました。

「学校から帰ったら直ちに書類と弁当箱を出し、
速やかに自室へ荷物を持って上がって着替える。
当然、おやつや休憩はその後」という
固定観念を持っていたことに気づいたのは5回目講義の間際です。

それ以降は「子どものペースで待つ」ことを意識するようになりました。

子どもに目標行動を定着してほしくて最初の頃は意識して
「ありがとう」と感謝の言葉を伝えていました。
裏を返せば、普段から言っていないということ。
形から入った感謝の気持ちも少しずつ
「ありがたい」気持ちに変化していきました。

「家族」の中に、2人の息子と自分のほかに
夫や実家の弟や母の顔も見えてくるようになりました。
そうなるまでには葛藤もありました。

家族以外の人には普通にありがとうと言えるのに、
どういう訳か家族にたいしては余程の事がない限り
感謝していなかった自分が情けなかったり、
依然として進まない配慮や実家に山積する心配事に加え、
周りが変わらないなら自分が変わらないといけない
「ねばならない」意識で観察していたため
「何で自分だけ。私も支援してもらいたいのに」と
悲観していた時期には、角栓抜き動画にひたすら見入っていました。

講座の中で呼吸法を教えて頂き、
止めどない自分のマイナス思考が少し減少したようで、
最近、久しぶりに会った知人達に
「優しい顔つきになった」と言われたり、
高かった血圧が落ち着いた数値になっていました。

やはり自分の思考は人生そのもの。
どこまで行ってもキーパーソンは自分自身だということを
肝に銘じて睡眠時間の確保に努めたいと思います。

【保護者 40代女性】
最初ももちろん真剣に取り組みましたが、
週を重ねる毎に子どもを見つめ、
かつ自分を見つめ直すことができました。

扱いにくい子、気が合わない子という
既にレッテルを貼りつけたまま向きあっていたことを
完全に知ることができ、
色めがねを外して、余計な一言をつつしもうという気になりました。

「観察」か「監視」か分からなくなったりもしましたが、
それ自身、私の内での認知が違っていたんだなあ…と感じました。

この講座も残すところ2週間となった時から
私自身の気持ちや日常の取り組みが変わったことを
はっきり覚えています。
自分と向き合い自分を知ったのだと思います。

美佐子先生からアドバイスもいただき、
・余計な一言をグッと呑み込み、親指でグーッ!
・良からぬ行為には愛を持った無視
・スキンシップ
を心がけ、取り組みました。

気になるところが全くなくなったわけではないですが、
以前より私の肩の力も抜け、子どもに接するのが楽になってきました。
娘も以前よりやわらかく朗らかになった様に感じており嬉しいです。

朝の歯磨きは確実にこなしていて
今まで磨こうとしなかったのが不思議です。

朝7:15起床は今までできなかった背景や、
睡眠の大切さを知る事から「なんで起きないの?」という不満から、
起き易い環境を作ろうと私も変わり、
娘も随分こなせる様になりました。

この講座で学んだことは、まずは自分を知る。
自分にどんな歪みがあるのか知れば周りを責めることはない。
正論を振りかざさない。
「まっ、いいか」の余裕を持つということを深く学びました。

【ピアノ教師 50代女性】
整えられたお部屋で、アロマや美味しいお茶や
お菓子をいただいて素敵な時間でした。
美佐子先生が信念をもって大切な働きを
されていることも素敵だなあと思いました。

私はバランスを失いかけていましたが、
今は焦りもなくなり自分がこれで良いと思えるようになりました。

自分の抱えられる範囲に思い切っていろいろなことを整理しました。
自分の思う予定に行動が全くついていかなくて
いつも不全感を抱え、ストレスいっぱい。

日々何とかしなくては…と思いつつも…いつも頭は疲れていて
記録を取る余裕もなく…遂に体調不良でダウンでしたが、
Web講座に変えていただいて、何とか最後まで
学ばせていただけ本当に有難かったです。

ADHDの傾向が強いと(以前から思っていましたが)
思考が飛んでしまうこと。スケジューリングが難しいこと。
ストレスを抱えやすいのだと気づいて、
リラックスする時間をとるようになりました。

そして、講座の後半は1人の生徒さんをじっくり観察でき、
たくさんの気づきがありました。

・注意が全く聞けない→分かる指示を出す
・注意すると言い訳する→否定をやめて愛ある無視をする
・当たり前と思っていたことを認めてほめる
・トークンシステムを見直す
ことが必要だと。

レッスン内で生徒さんに注意することが多く、
「時間がもったいない…何とかしなくては!!」とずっと思っていました。

今回の学びがなければ、悪循環から抜け出せず、
上手くいかないのは生徒さんのせいにしたままでいたと思います。

実際にレッスンが大きく変化して、
十分なレッスンができるようになり、
楽しくなって驚きと感謝でいっぱいです。
私も生徒さんも救われました!!

以前はその生徒さんと言い合いになる
(彼は絶対に負けない!認めない!)こともありましたが、
今ではクールダウンやペナルティーを与える必要もなく
穏やかな関係になり、とても親しくなれた気がします。

「あたたかいまなざし」で人を見れていると思っていたので
そうできないのは相手が悪いからだと思っていました。
知識がなかったのですね。今回学べて本当に良かったです。

実際に変化していく生徒さんの姿に感動でした。
忘れないように日々実践しながら、
成長をつづけていけるようにと思っています。感謝です。

1日から中程度の認知症の母との生活が始まりましたが
相手を変えようとせず、環境を整えていくことで
穏やかに暮らしていけそうな気がします。
こちらも感謝です。

【保護者 40代女性】
私がこの講座を通して学んだことは、私自身のことです。
頭の中がグルグルしていて、常に頭の中が忙しいので
今に集中できていなかったため
紙に書き出す方法(スケジュールの書き方等)を教えて頂きました。

また、どうも私はせっかちのようだったため
時間を計ってみたら(恥ずかしながら)
待てても3分が限度だと気づきました。

それで、つい子どもに口を出しそうになったら深呼吸してみる、
つい子どもを手伝いそうになったら
10秒間は待ってみることにしました。

また、気づかぬうちにありとあらゆるところで顔を出す
「ねばならない」という思考にも気づき、
何かうまくいかないと感じた時はまず自分自身が
何かに囚われていないか疑ってみるようにし、
人を変えようとせず、自分の視点を少しだけ変えてみることにしました。

あとは、子どもを幸せにするには、
まず自分自身が幸せでないと難しいということを学びました。

中谷さんに教えてもらった
《呼吸法、お茶の時間を持つ、草木に触れる》は
嬉しいことに今では私の生活の一部になりつつあります。

それで今までどうしてできなかったのかと考えてみると
ここでもやはり「ねばならぬ思考」が
邪魔していたのだと気づきました。

頭のどこかに「呼吸法をするには無心でなければならぬ」
「草木をそだてるには、枯らしてはならぬ」
「お茶を入れるには、ゆとりがなければならぬ」といった具合に…。

でも、そうではなくて、すべて「気付き」として
受け取ればいいのだと知ることでとても気持ちが楽になりました。

呼吸法をしながら、自分の呼吸の状態に気付き、
自分の頭に浮かんでくる事に気づき、
意識を呼吸に戻していくことが大事だと教わってからは
呼吸法が苦でなくなりました。

枯らさないようにと世話をするのではなく
草木が元気がなくなったら
「私が余裕をなくしているサインだな」ととらえて
お水をあげればいい。

全ては、ここで気付けるかどうかなのだ」と。
だからこそ、子ども達にも自分自身で気付ける瞬間を
大切にしていきたいと思います。