ハートボイスプロジェクト

ハートボイスプロジェクトブログ

2016年10月28日

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

子育て

けいとうの花 ペアレントトレーニング

広島で行動理論に基づき
子どもをあたたかく育てるコツをお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

第4期秋冬の講座もあっという間に5回目になり
今日は望ましい行動を増やすための
トークンシステムの日になりました。

トークンシステムというのは
簡単に言うと「ご褒美」のことです。

ご褒美と言っても数々あり
ポイント制やコイン、シール、
お母さんと一緒にすごろくをするとか
ボードゲームをするとか、、、いろいろです。

いわゆる子どもが進んでやるには億劫だなと思うことに対して
子どもが喜ぶものを与えてやり
やる気が起きるようにしてやるわけです。

子どもにご褒美を与えると
物を要求する子どもになるのではないか?
と不安に思う人も結構いるのですが、
そんなことは全くありません。

たいていの大人達は
子どもにご褒美として物を与える際に
同時に何が良かったのかを具体的に言葉にして
褒めてやっていない場合が多いのです。

つまり、子どもに物を与えているだけで
褒めもせず「はいはい、これが欲しかったんでしょ」等と
嫌味まで言ってしまっていることもあるわけです。

そうすると、やはり子どもは
物を要求するようになってしまうのですね。

ですから、ご褒美を与える時は
必ず褒め言葉も一緒に添えることを忘れないようにしましょうね
とお話いたしました。

そして、良い行動が定着してくると
次第にご褒美(褒め言葉も含む)がなくても
子どもは自分から進んで良い行動をするようになるのです。

そんなお話をしながら
具体的にどのようにご褒美を与えていくと効果があるのかを
数々の具体例をお見せしながら
また、トークンシステムの使い方や進め方を
細かくお伝えしていきました。

さて、今日は飲む野菜と言われているマテ茶をお出しし、
お菓子はレモンのメレンゲにいたしました。

このお菓子、口に入れると、
あっという間に、しゅわっと溶けて
天然レモンの味と香りが広がって
とてもさわやかな気分になります。

呉市にある「とびしま柑橘工房」さんのお菓子です。

メレンゲのお菓子 ペアレントトレーニング

お母様の一人が
「息子が『はい』と返事ができなくて
いつもお父さんにひどく怒られていたのに
最近は怒られなくなったんですよ。
中谷先生の言う通りに、私が息子の返事を褒め続けたら
本当に子どもが返事ができるようになったのです」
と、とても嬉しいお言葉を頂きました。

子どもの良いところを見つけて褒めることは
家族みんなが幸せになっていくということなのですね。

ご受講中のお母様達が幸せになっていく様子を見ながら
私もたくさんの幸せを頂いています。
この出会いに深く感謝する日々です。

スクリーン ペアレントトレーニング

現在、第5期 2017春夏の講座のお申込を受けつけています。
残り3席です。
詳細はこちらからご覧ください↓
【保護者のための】子どもをあたたかく育てるコツ講座

2016年10月21日

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

子育て

スクリーン ペアレントトレーニング

広島で行動理論に基づき
子どもをあたたかく育てるコツをお伝えしている
ハートボイスプロジェクトの中谷美佐子です。

今日は【子どもをあたたかく育てるコツ講座】で
最も重要とする「肯定的注目」についてお話しました。

肯定的注目というのは
子どもが周りから認められている
周りが僕の(私の)ことを見てくれている
「今、僕が(私が)やっていたことは良いことだったんだ」と
気づかせてあげることができるようにすることです。

でも、私達大人はたいてい子ども達の
良くない行いに目を向けてしまいがちで
子ども達の良くない行動を指摘し続けています。

実は子どもを褒めることも怒ることも(指摘することも)
どちらも子どもに注目していることになるので
子どもの行動は強化されていきます。

つまり、褒められて育っていない子どもは
叱られてでも大人からの注目を得ようとするようになるのです。

いわゆる子どもは大人からの注目を得るために
全エネルギーを注いで生きているようなものだからです。

そこで、子どもが叱られるようなことをして
大人から注目を得ようとしないように、
良いことをして周りから注目を得られるように
育てていけるといいですよね。

そうすると、子どもが注目されていると
気づけるようにしてやらなければいけませんから
そのテクニックを今日はめいいっぱいお話ししました。

もっと、具体的に、詳しく学んで
子どもを上手に(的確に)褒めて
子どもの良い行動を強化しながら、
より良い関係づくりをしていきたい方は
来年4月から第5期を開講しますのでぜひお越しください↓
2017春夏【保護者のための】子どもをあたたかく育てるコツ講座

ハーブティー ペアレントトレーニング

今日は、緑茶とレモンマートルのハーブティーをお出ししました。
レモンマートルというのはオーストラリアに自生するハーブで
リラックス効果があり、イライラや緊張を落ち着かせてくれる
作用があるようですよ。

その隣にあるのは、ゴボウのかりんとうとおかきです。
ゴボウのかりんとうは甘くはなく
塩気がきいていて私は結構気に入っています。

「食べるたびに体が喜ぶ」を理念に
おやつ作りをしていらっしゃる
東広島市黒瀬町の香木堂さんのものです。

さて、11月3日(木・祝)に
学習・発達支援員養成講座の公開講座があります。

問題を抱える子どもを持つ親のためのプログラムを
研究・開発されている広島国際大学の伊藤啓介先生が
午前中、子どもの見方や困難さにどう気づくか、
そして、どのように対応すれば子ども達が健やかに育つか
についてお話くださいます。

午後からは子どもの認知発達や不登校をご専門とされている
星槎大学の西永堅先生を東京からお呼びしています。
不登校への対応も含めた認知発達を前提とした
インクルーシブ教育についてお話頂きます。

教室にいる気になるあの子を思い出した方、
ご家庭での子どもの問題行動を解決したい方におすすめです。
詳細はこちらからご覧頂けます↓
NPO法人日本インクルーシブ教育研究所

2016年10月14日

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

カランコエ ペアレントトレーニング

広島で行動理論に基づき
子どもをあたたかく育てるコツをお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

今日は講座3回目なので
行動観察の仕方と記録のとり方の
ポイントについてお話しました。

まずは、なぜ、子どもを観察して記録をとる
といった面倒くさいことをコツコツとしないといけないか?
ということですが、、、

それは、自分自身の行動や言葉、
考え方のくせ、子どもに対する見方に
気づくためです。

実は、人間というのは
人から色々言われても、
なかなか自分自身に気づくことができなく
今までの偏ったものの見方や
やり方(間違っていたとしても)を変えようとしないことが
結構あるのですね。

しかし、自分で記録した内容から
自分自身の行動や言葉、考え方等に気づいた時は
人は一瞬にして変わることができるのです。
【注意】人によって変化の起こり方やスピードは違います。

思考というのは日々のトレーニングで
いくらでも変えることができますから。

それで、10週間にわたって
記録をとってもらっています。

子どもを観察して記録をとることは
一生に何度もあるわけではありませんから、
この経験はとても貴重なものになります。

ですから、できるだけお子さんが小学校に上がる前までに
行動理論に基づいた【子どもをあたたかく育てるコツ講座】への
参加をおすすめしています。

さて、今日はお部屋をバニラの香りにして
お母様方をお迎えしたのですが、
とても喜んでくださって私も嬉しくなりました。

バニラには怒りやフラストレーション、
緊張を和らげてくれる効能があるそうですよ。
だから、前向きな気持ちを引き出してくれるようです。

アロマ バニラ ペアレントトレーニング

そして、今日はジャスミンティーと
リッツにマシュマロを挟んだお菓子をお出ししました。

こちらも「美味しい~」と言ってくださって
帰ってから早速お子さん達につくってみるとおっしゃっていました。

「子ども達、お母さんが作ってくれた
リッツとマシュマロのお菓子を食べて、
どんな顔をして喜んでくれるかな~?」と
こんな風に考えながら過ごしている私です。

リッツとマシュマロ ジャスミンティー ペアレントトレーニング

さあ、来週は「肯定的注目」についてお話する予定です。

子どもは私達大人から注目を得るために
全エネルギーを注いで生きているようなものですから、
あたたかいまなざしを常に向けてやることが
大切なのだというお話ができればと思っています。

2017年春夏【保護者のための】子どもをあたたかく育てるコツ講座
参加ご希望の方は、こちらから詳細をご覧いただけます。残り3席です↓
ハートボイスプロジェクト

11月3日(木・祝)に子どもの認知発達や不登校、
子どもが健やかに育つ方法をお伝えする公開講座があります。
教室にいる気になるあの子を思い出した方、
ご家庭で子ども理解を深めていきたい方はぜひご参加ください。
詳細はこちらからご覧いただけます↓
NPO法人日本インクルーシブ教育研究所

2016年10月7日

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

子育て

蘭の花 ペアレントトレーニング

広島で行動理論に基づき
子育てのコツをお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

【保護者のための】子どもをあたたかく育てるコツ講座
今日は1ヵ月ぶりの2回目でした。

先月、お母様方には一度お越し頂いて
それから1か月間、お子さんの行動記録をつけてきてもらいました。

お子さんの行動を観察して記録することは
たいていの人にとって初めての経験となりますから、
1か月間、記録をとってみると色々な発見があるものです。

今日はこんなことをおっしゃっていたお母さんがいらっしゃいました。

「私、子どもが呼んでも返事をしないと思っていたのですが
返事はしていたということが分かりました。

なぜ?私が子どもが返事をしていないと思っていたのか
ということも分かりました。

どうも私の息子は「はい」と言うことを知らないようで
「何?」とか「うん?」とかは言っていました。

言い方は違えど、ちゃんと返事はしていたのです」

とてもいい発見ですね。

記録をとると、このような発見が多くあり
子どもの頑張りを認めてやることができるようになります。

そうすると、子どももお母さんも自信がついてくるのですね。
そして、自己肯定感がアップします。

また、どうすればこの子が
より適切な行動を身につけることができるか?や
どんな工夫があると
この子がハッピーでいられるかを
一緒に考えていけるのですね。

子どもをあたたかく育てるコツ講座というのは
そんなプログラムとなっています。

さて、今日は大人のあり方というお話を
講座の中でさせて頂きました。

やはり、大人は子どもより長く生きている分
たくさんの言葉を知っていますから
子どもよりも多くしゃべってしまいがちです。

そうすると、子どもの話を聞いてやれませんから
子どもに自分の考えを押しつけてしまったり
子どもに考える時間を与えることができず、

結局のところ、子どもを指示待ち人間に
してしまうことになってしまいます。

そんなお話を1時間ばかりしまして、
あとはお母さんのお悩みを聞きながら
お子さんとの関係をどのようにより良い関係にしていくか
発達障害の特性を説明しながら
工夫の仕方をお伝えいたしました。

さあ、次回は3回目ですから、
子どもの行動観察の仕方やポイントについて
お話していこうと思います。

子どもの行動観察や認知発達、対応の仕方について
詳しく知りたい方はこちらの公開講座がおすすめです↓
NPO法人日本インクルーシブ教育研究

2017年春夏 第5期
【保護者のための】子どもをあたたかく育てるコツ講座
現在、お申込を受けつけています。残り3席です↓
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