ハートボイスプロジェクト

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気になる「させていただきます」

2015年4月1日

気になること

いろんな人達とやりとりをしていると、
「させていただきます」という言葉が
とても多いことに気づきました。

何かと「~させて頂きます」と言っておられ、
メールでも「~させて頂きます」と書いてこられるのですね。

恐らく、へりくだって、おっしゃって下さっていると思われるのですが、
どうも、私に対して何らかの事で
怒っているように聞こえてくることがあります。

それは、ちょっとした言葉の使い方なのだろうけれど、
その言葉の使い方のどの部分に、
その人が、私に対して怒っていると感じてしまうこともあるのか?
しばらく考えていました。

しばらくどころか、ここ数年、
ずっと謎解きをしていたと言っても
いいかもしれません

その理由を見つけました!

国語辞典を調べると次のように書いてありました。
*させていただく*
〈自分の行為が相手の許容の範囲にあるという、
へりくだった遠慮がちな気持ちを表す。
しばしば相手に配慮しながら、
自分の一方的な行動や意向を伝えるのに使われる〉

どうやら、この「一方的な行動や意向を伝える」というところに
何かしら、、、問題があるのかもしれません。

だから、相手が怒って言っているように
聞こえてしまうこともあるのだと、ようやく分かりました
※言い方とかトーンの使い方によっても
聞こえ方は随分違ってくるかもしれませんね。

そこで、敬語講師の山岸弘子さんが明快に答えてくださっています。
「させていただきます症候群」として
5つに分けると分かりやすいようです。

1、すっきり話そうよ型
2、だれを立てているの?型
3、だれに許可をもらったの?型
4、自分勝手すぎるよ型
5、「さ」はいらないよ型

これらを、実に分かりやすく書いて
下さっている記事がありますので紹介しますね↓
NHK解説委員会 解説アーカイブス
視点・論点「させていただきます症候群」2014年10月14日(火)

それって本当に当たり前?

2015年3月25日

人生・心

気になること

発達障害

「当たり前」「当然」「~すべき」という言葉を聞くと、
私はドキッとしてしまいます。

そして、しばらくすると、
何だかな~、、、と思ってしまうのです。

それも、発達障害を勉強している人達からだったりすると、
何とも言えない気持ちになって
「はあ~」と溜息をついてしまうことさえあります。

実は、発達障害を勉強していくと、
「当たり前」や「当然」ということがなくなっていくのですね。

それは、みんな違うからです。

みんな違うということを知ると
みんな感じ方が違うということが分かります

その感じ方が、いかに、みんな違うかということを知ってくると
結局のところ、人の生き方に関わってくるということ。

人生とは何か?
生きるとは何か?
人間とは何か?
いろいろ考え始めるわけです。

そうすると、私達はなぜ生きるのか?を模索するようになり、
いつしか自分らしく生きるためには
どうすればよいのか?を考え始めるわけです。

この辺りから、人は穏やかに生きるとは?
幸せに生きるとは?を考えるようになり、
人と比べない生き方の大切さが分かるようになっていくのですね。

そうすると、人によっては自己中心とか
我が道を行くなんて言われてしまいますけど、
そうではないんですね。

自分と周りが幸せに生きるための
考え方の工夫ができればいいわけです。

発達障害を勉強すると、
こんな私でも精神性を高める努力をしようと思うくらいですから、
誰もが発達障害の勉強をするようになると
実に穏やかな社会が築けると思う今日今頃なのであります。