ハートボイスプロジェクト

ハートボイスプロジェクトブログ

2016年6月24日

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

ペアレント・トレーニング パソコン

広島で行動理論に基づき
一生使える発達障害の子ども達との関わり方をお伝えしている
ハートボイスプロジェクトの中谷美佐子です。

【保護者のための】子どもをあたたかく育てるコツ講座8回目、
今日は「子どもの協力を引き出す方法」についてお伝えしました。

前回は子どもやお母さんが
「クールダウンする方法を知っていると随分、楽になりますよ~」
といった内容でいかに落ち着くかについてお話しました。

今回は親が子どもに何かと「○○をさせてやろう」と躍起になるよりも
自然に子どもが親に協力したくなる方法を4つほどお伝えしました。

1、効果的な指示の出し方
2、選択させる方法
3、予告の仕方
4、取引の方法

上記の4つの方法を上手に使うと
親子が喧嘩せずにすみますよ~ということで、
一つ一つ丁寧に具体的な方法をお話していたら
あっという間に2時間過ぎておりまして、、、

大慌てで、ブロークンレコードテクニックや、
CCQ(Calm,Close,Quiet)の
子どもに穏やかに、近づいて、静かに伝えることで
子どもは安心してお母さんの話を聞けること等も
お話した次第です。

でも、実際にはお母さんがヒートアップしてくると、
子どもに荒々しく、遠くから、大きな声で伝えてしまいますね(笑)
これを早速やめましょう!といったお話でした。

子どもによっては大きな声が苦手な子もいますし、

子どもに近づいて話しかけないと
自分に話しかけられていることに気づかない子、

目を合わして話すのがしんどい子など、

いろんな子どもがいますから、
その子その子の特性に合わせた対応が大切なのです。

そして、お子さんの記録1週間分をチェックしていった次第です。

そうそう、今日のお菓子はダックワーズでした。
アーモンド風味のメレンゲを使った焼き菓子です。

そして、アイスメープルティーをお出ししました。
お砂糖が入っていないのに
甘いメープルシロップの香りがして甘さを感じる紅茶です。

ダックワーズ ペアレント・トレーニング

講座8回目になりますと、
お母さん達が褒め上手になってこられていて
記録を見ていますと、随分いろいろな褒め方のアレンジが見えてきます。

毎週一回、ハートボイスプロジェクトに
定期的に来ることで意識が変わっていかれるようで、

実況中継でお子さんのやる気を引き出すお母さんや、

子どもが宿題を頑張ることができるように
宿題が終わったら子どもと一緒にポケモンゲームができるように
夕食の支度を3時くらいまでに終わらせる努力をしているお母さん等、

お母さん達の大きな変化が表れ始めています。

というか、最初は子どものためだったのが、、、

「この講座に参加していくうちに
いつしか自分発見の連続となり、
子どものためではなく自分のために勉強していることに気づきました」と
おっしゃったお母さんもいました。

次回はトラブルが起こった時に制限を設けて
子どもの良い行動を定着させる方法をお伝えします。

さて、第4期、残り2席となっています。
参加ご希望の方はこちらをよく読んでからお申込ください↓
2016秋冬【保護者のための】子どもをあたたかく育てるコツ講座

7月24日(日)学習・発達支援員養成講座の特別講演会を開きます。
テーマは「インクルーシブ教育をはじめよう!」
講師にノートルダム清心女子大学の青山新吾先生をお迎えして
インクルーシブ発想の教育、教室における合理的配慮について
青山先生と私がお話いたします↓
NPO法人日本インクルーシブ教育研究所

ペアトレ アジサイ

2016年6月17日

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

お花とペアレントトレーニングテキスト

広島で行動理論に基づき
発達障害の子ども達の育て方のコツをお伝えしている
ハートボイスプロジェクトの中谷美佐子です。

【保護者のための】子どもをあたたかく育てるコツ講座7回目、
今日のテーマは「困った行動を減らす、クールダウンの仕方」でした。

前回、困った行動を減らすためには
愛をもって見てみぬふりをすることの大切さをお伝えしました。

そして、子どもの良い行動を定着させるためには
良い行動が出た瞬間に即褒めることが重要だとお話しました。

今日は、困った行動を減らすために必要な
クールダウンの方法をお伝えいたしましたよ。

クールダウンをお伝えするのに
あまりつながりがないように思えますが…(笑)
お部屋の香りをローズオットーにしてみました。

アロマ ローズオットー ペアレントトレーニング

ローズオットーは心を癒し、穏やかに元気を取り戻してくれる作用があるのだとか。
特に拒絶や傷つけられ、自分への自信がなくなってしまったとき、
もう一度受け入れる手助けをしてくれるそうですよ。

さて、クールダウンの方法をお伝えする前に
少しばかり、タイムアウトについてもお話しました。

タイムアウトというのは短時間、何もない空間で
心を落ち着ける時間を設けるということで使われますが、

日本の家屋のことを考えると
ちょっと難しいかな?と私は思っています。

なにせ日本のお家は物で溢れ返していることが多く
(すべてのお家がそうではありませんが)
タイムアウトするにはちょっと刺激が多いかな?

それで、日本の家屋でも簡単にできるクールダウンの方法を
数々お伝えしました。

「畳の部屋には何にも置いていないので
そこで私がクールダウンしようかな?」と
おっしゃっているお母様がいらっしゃいましたよ。

これはとてもいいですね。

実は私達大人はいかに子どもを落ち着かせるかを考えていますが
結構ヒートアップしているのはこちら側(私達大人)だったりします。

それは私達の方が子どもよりも言葉巧みですから
結構な勢いで子どもにまくし立ててしまっていることがありますね。

そうすると、子どもはまだ人生を長く生きてきていませんから、
知っている言葉も少ないですし、
どうしようもなくなって暴れるしかなかったりするのです。

そういったことになる前に、
大人の方が先にクールダウンした方がいいことが多いですよね?

そんなお話をしながら、
反省したり、前向きになったり、ほっとしたり、
「あっ!そうか!」と気づいたり
「私もOK、子どももOK」となればいいな~と思っていました。

来週は8回目「子どもの協力を引き出す方法」です。
お楽しみに♪

さて、第4期、残り2席となりました。
参加ご希望の方はこちらをよく読んでからお申込ください↓
2016秋冬【保護者のための】子どもをあたたかく育てるコツ講座

7月24日(日)学習・発達支援員養成講座の特別講演会を開きます。
テーマは「インクルーシブ教育をはじめよう!」
講師にノートルダム清心女子大学の青山新吾先生をお迎えして
インクルーシブ発想の教育、教室における合理的配慮について
青山先生と私がお話いたします↓
NPO法人日本インクルーシブ教育研究所

ペアレントトレーニング スクリーン

2016年6月10日

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

お花とテキスト

広島で行動理論に基づき
ハートボイスプロジェクトで子育てのコツをお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

今日は【保護者のための】子どもをあたたかく育てるコツ講座6回目、
この頃になると、たいていのお母さん達が
お子さん達を褒めることに慣れてこられます。

そこで、子ども達の良いところを見つけて
具体的に何が良いのかを褒めることができるようになってくると
今度は子ども達の不適切な行動をなくしていく方法を知りたくなるわけです。

タイトルにもあるように、
今日は、困った行動を減らす方法について
見て見ぬふりをしながら良い行動が出てくることを待ち
お子さん達の良い行動をいかに褒めるかについて
解説していきました。

実は、人の行動は増えるのも減るのも
すべて、そこに良いことがあるかないかという結果なのですね。

例えば、私の例ですが
先日、日本インクルーシブ教育研究所のスタッフに教えてもらった
野菜ジュースを使って作るスパゲッティナポリタンを作りました。

そうしたら、夫も息子も
「ママ、これ、美味しいね~。毎日食べたいくらい」と言って
私を絶賛したのです。

私は夫と息子に褒められたものだから
このスパゲッティナポリタンを頻回に作ってしまいました。
【解説】私は夫と息子に褒められてスパゲッティナポリタンを作るという
行動が強化されていました。

そして、ある日、夫と息子が
「ママ、もう、スパゲッティナポリタンは飽きたよ!」と言って
私の作ったスパゲッティナポリタンを残すようになりました。
【解説】夫と息子がスパゲッティナポリタンを食べないという行為から
私のスパゲッティナポリタンを作るという行為は次第に消去されていきました。

つまり、人は行動を褒められると
その行動が増えていきますし、
無視されると(スパゲッティナポリタンを食べないという行為)
その行動が消えていくわけです。

だから、困った行動を減らしたいときは
「見てみぬふりをしましょう」ということを
今日はいろいろな方面からお伝えいたしました。

ただ、見てみぬふりをしただけでは
子どもの良い行動は強化されていきませんから、
見てみぬふりをしている間は意識を子どもに向けておかなければなりません。

それは、子どもが良い行動を始めた瞬間をねらって
褒めて良い行動を強化していきたいからです。

そんな話を今日は延々としまして、、、
参加者はうんざりされるかと思いましたが、、、
目をキラキラさせて聞いてくださっておりましたので
ホッといたしました。
というよりも、とても有難いな~と思いました。

スクリーン

次回は困った行動を減らすために
クールダウンの方法についてお伝えします。
お楽しみに♪

現在、第3期実施中です。
次の講座は2016年9月9日(金)から開始しますので
今しばらくお待ちください。
定員は4名で、定員に達しましたら〆切りますので
こちらをよく読んでからお申込頂ければと思います↓
2016秋冬【保護者のための】子どもをあたたかく育てるコツ講座

7月24日(日)学習・発達支援員養成講座の特別講演会を開きます。
テーマは「インクルーシブ教育をはじめよう!」
講師にノートルダム清心女子大学の青山新吾先生をお迎えして
インクルーシブ発想の教育、教室における合理的配慮について
青山先生と私がお話いたします↓
NPO法人日本インクルーシブ教育研究所

2016年6月5日

子育て

学校

思春期

支援・トレーニング

発達障害

オーストラリアの植物

広島で発達に偏りのある子ども達の育て方のコツを
ハートボイスプロジェクトでお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

発達障害のある人達や一般的な子育てでは
なかなかうまくいかない場合、
応用行動分析を使うことがあります。

この応用行動分析には
人の困った行動を減らすのに
「無視」という方法を使います。

「無視」と言っても
いじめ等で使う無視とは全く質的に違います。

「愛を持って見てみぬふり」をするということです。

分かりやすい例で言うと、
おやじギャグを炸裂させる男性に対して、
若い女子達が喜んで?(気を遣って?)笑えば笑う程、
その男性は「みんなが喜んでいる」と思いますから、
おやじギャグを炸裂し続けます。

もし、このおやじギャグを本当になくして欲しいと望んでいるなら、
誰もが「愛を持って見てみぬふり」をすると、
いつしか、この男性はおやじギャグを言わなくなります。

ただ、2か月以上、根気よく「愛を持って見てみぬふり」をしなければ
おやじギャグを言わないという行為は定着しません。

そして、「愛を持って見てみぬふり」だけではいけないんですね。
自分に注目してもらうために、
おやじギャグを飛ばしているわけですから、
おやじギャグがなくなったとしても
別の注目をしてもらうための行為が始まります。

それを回避するために必要なのが、
適切な言動が出たとき、即座に「褒める」ということです。

この適切な行為に対して「褒める」ことが本当に大切です。

この適切な行為に対して「褒めて」強化していくと
子どもでも大人でも、必ずよい言動が増えていきますので
ぜひお試しください♪

こんな技術をとことん身につけたい方は下記の講座です↓
2016秋冬【保護者のための】子どもをあたたかく育てるコツ講座

2016年6月3日

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

ハンモック見えるリビング

広島で行動理論に基づき
子育てのコツをお伝えしている
ハートボイスプロジェクトの中谷美佐子です。

さて、今日は先週から続いて
子ども達の望ましい行動を増やすための方法をお伝えしました。

前回は子ども達を褒める方法でしたが、
今回はトークンを使って
子ども達が褒められていることが分かるようにする方法です。

トークンというのは、ちょっとした物のことです。

例えば、〇つけをしてやるとか、
シールやおもちゃのコインだったり、
飴や飲み物など子ども達が喜ぶもののことです。

こういったトークンを使って、
子ども達のやる気を引き出し
好ましい行動を増やしていこうといったことを
今日は約2時間お話しました。

たいていの人が子どもに物を与えると
物を要求する子どもに育ってしまうと思っていらっしゃるので、
大人がどういった行為をすると
物を要求する子どもになるのか?というところを
しっかりお話していると、、、
どうしても120分くらいは必要となります。

更には、今日は参加者のお子さん達が必要としている
感覚についてもお伝えしたかったので、
あれこれ感覚玩具やスポーツグッズを引っ張り出してきて
子ども達の前庭覚や固有覚、触覚、視覚、聴覚に
心地よさを与えることができる使い方等を説明いたしました。

感覚グッズ

バランスボール

学びは、楽しいことや心地よいことから始まりますから、
この講座では、お母さん達が『心地よさと楽しさ』を
十分得られるように工夫しています。

では、次は6回目、困った行動を減らす方法についてお伝えします♪

現在、第3期、実施中のため、
【保護者のための】子どもをあたたかく育てるコツ講座に参加されたい方は
2016年9月9日(金)からの講座にお申込くださいませ。
定員4名となりますので、定員に達しましたら〆切ります。
詳細はこちらからご覧ください↓
2016秋冬【保護者のための】子どもをあたたかく育てるコツ講座