ハートボイスプロジェクト

ハートボイスプロジェクトブログ

2015年9月29日

発達障害

行動分析に基づいた子育てのコツをお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

学校でも地域でも
発達障害のある子ども達は
「困った子」と言われることが多いです。

しかし、本当に「困った子」なのかどうかは
自閉症体験をするとよく分かります。

一見、普通に見える自閉症の子ども達ですが
目に見えない感覚過敏や鈍麻があって
大変な状況の中で生活しています。

そんな彼らの生きている世界に少しでも近づいて
彼らと同じような体験をすることで
「困った子」と思っていた子ども達が
実は「困っている子」なのだということが
明らかに分かるようになります。

そんな体験記がありますので
こちらから読んでみてください↓
handicap
自閉症の子どもは「困った子」ではなくて「困っている子」?
自閉症体験×謎解きイベント「88ぶんの1」レポート 2015.8.24

何事も経験しないと人の痛みは
なかなか分かりにくいので、、、
自閉症の子ども達のことについて
どれだけ語っても分かってもらえないことは多いと思います。

そんなときは体験してもらいましょう!
疑似体験が一番ですね

さて、学習・発達支援員養成講座を10月25日から開講します。
この講座は将来、広島の小学校や中学校で
専門性のある支援員として働くためのものです。

まだ、広島では制度が確立していないため、
すぐには職を得ることはできませんが、
発達障害の子ども達への関わり方を学んで
職場で技術や知識を活かすことができます。

発達障害を正しく理解して子ども達を支えていきたい方は
こちらからお申込できます↓
NPO法人日本インクルーシブ教育研究所

2015年9月24日

発達障害

この時代に、、、
いまだに、、、

自閉症の子どもを持つ親に

「子どもにスケジュールを見せて育てると
子どもの心の発達によくないので、
できるだけ言葉がけを多くして育ててください。
そうすれば、言葉が出るようになりますよ」と言う
保育士さんがいるようです。

自閉症の子どもに言葉がけを多くすると
混乱して何にも理解できなくなる場合が多いため、
できるだけ言葉がけは少なくして
視覚的に分かりやすくした方が生活が安定しますし、
心の発達にもいいのですよ♪

これは、今では常識なのです。

脳科学を勉強すれば分かりますから
こちらにぜひご参加ください↓

教室にいる発達障害の子どもの言動の理由が分かる
「脳科学から見た発達障害セミナー」を開きます。
10月4日(日)13:00~17:00
発達障害は科学的根拠にもとづいた理解と支援が必要です。
お申込は9月28日(月)に〆切ります。
詳細はこちらからご覧ください↓
NPO法人日本インクルーシブ教育研究所

2015年9月22日

発達障害

行動理論に基づき、子育てのコツをお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

発達障害への正しい認識普及活動をしていると、
たいていの人が発達障害については
ある程度理解できてきているのかな?と思ってしまいます。

しかし、よく話を聞いてみると
実に多くの誤解があることが分かってきます。

「発達障害は親の愛情不足から発症する」

「発達障害は薬で治る」

「発達障害は個性だから放っておけばいい」

「親が子どもに食べさせる物で発達障害になる」などと
いった認識がいまだに多いのです。

発達障害は先天性の脳機能障害であり、
発達に凸凹があるという意味で、
よく発達しているところもあれば、
発達しにくいところもあるということで、、、

「個性だから」と言って放ったままにして
工夫も支援もなく「根性」だとか「努力」だとかで
何とかなるものではないということを知って頂くと
本人も家族も気持ちが楽になります。

発達障害は普通に見えるために
発達障害のある子ども達は
障害特性を叱られて育つことが多く、
自己肯定感がないまま大人になっていくのが現状です。

私達は、車椅子に乗っている人に
「根性で立って歩け」とは言わないけれど、
発達障害は見えない障害のため、
たいていの大人が根性や努力で何とかなると勘違いして
子どもを叱って育てることが多いのです。

そのため、発達障害の子ども達は
壮絶な苦しみの中で生きていくことになり、
「努力不足」「やる気がない」
「ふざけている」「何度言っても聞く気がない」等といった
誤解を受けながら育つことになります。

そうすると、どうなるかご存知ですか?
不登校やひきこもり、うつ病、リストカット、
いじめ、家庭内暴力、反社会的行為などなど、、、
二次障害となってしまうのです。

日本には発達障害者支援法という法律があるのですが、
この法律を知っている人がどのくらいいるのだろうか?と
不安になってくる私。。。

どうか、発達障害のある子ども達への
正しい理解をお願いしたいと思います。

教室にいる発達障害の子どもの言動の理由が分かる
「脳科学から見た発達障害セミナー」を開きます。
10月4日(日)13:00~17:00
発達障害は科学的根拠にもとづいた理解と支援が必要です。
皆さま、ぜひ、ご参加頂ければと思います。
現在、お申込をこちらから受付けています↓
NPO法人日本インクルーシブ教育研究所

2015年9月18日

発達障害

発達障害の子どもを育てる親は、
担任の先生から
「この子はちゃんと分かっていますよ。
お母さんが心配しすぎですよ」と
言われることが多いようです。

しかし、、、
ちゃんと分かっているかどうかは
本人に聞いてみないと分からないのです。

それも自閉症スペクトラムの子どもであれば、
こちら側が何度聞いても、
ちゃんと答えてくれないことが多いはずです。

聞かれている意味が分からないこともありますし、、、

聞かれている意味が分かっていても
自分の気持ちをうまく言葉で表すことが
できないこともありますし、、、

自分の気持ちがよく分からないこともありますし、、、

いろいろありますから、、、

ちゃんと分かっていると
こちら側が勝手に思っていることの方が多いのです。

そこで!
自閉症スペクトラムの人達は筆談が一番です。

筆談だと、
本心を伝えてくれますから
互いに理解しやすいのですよ。

ひとまず、
書きながらコミュニケーションをしてみましょう♪

きっと分かり合えると思います。

10月4日(日)脳科学から見た発達障害セミナーを開きます。
発達障害は脳科学から見ると、とても分かりやすいですよ。
現在、お申込を受付けています↓
NPO法人日本インクルーシブ教育研究所

2015年9月16日

子育て

親でも教師でもスポーツコーチでも
子どもに関わる人達は子どもとの関係を
大切にしないといけませんね。

ときどき、
子どもとの人間関係が崩れてしまっているのに、
ずーっと、子どもに注意をし続けている人がいます。

その子どもに、指摘し続けるから
大人との人間関係が崩れてしまっているのに、、、
何度も何度も、その子に注意をしているわけです。

どうやら、この大人は
その子が気になってしょうがないのでしょう。

できている子どもに目を向けて、
できている子どもを褒めていれば、
できていない子どもは、
できている子どもを見て学ぶことができるのです。

大人は子どものできないところに
目を向けるのではなく、
できているところに目を
向けることが大切だと思うのです。

できないところばかりに目を向ける社会ではなくて、
できているところに目を向ける社会にしていきたいものです。

10月4日(日)脳科学から見た発達障害セミナーを開きます。
発達障害は脳科学から見ると、とても分かりやすいですよ。
子どものできているところに目が向くようになります。
現在、お申込を受付けています↓
NPO法人日本インクルーシブ教育研究所