ハートボイスプロジェクト

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2015年5月28日

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

こんにちは。
行動理論に基づき、子育てのコツをお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

今日は5回目の講座でした。
テーマは「望ましい行動を増やすトークンシステム」です。

トークンシステムというのは
簡単にいうと「ご褒美」のことです。

ご褒美と言っても、
いろいろありまして、、、

例えば、いちごが大好きな子にとっては
いちごが食べられることが褒美になりますが、
いちごが大嫌いな子にとっては
褒美には全くもってなりませんね。

それで、ちょっとしたシールを
貼ってやるだけでも褒美になりますよ~という話など、
いろいろなトークンについて
実にいろいろなお話をしました。

※すべて書いているとかなりの長文になってしまうため
「いろいろ」という曖昧な言葉で表現しています。
すみません。

トークンシステムを使うのは、
褒めるや関心を持つなどの
肯定的注目だけでは従順さを
引き出せないときにつかいます。

今日は、生活のリズムを整えるために
どのようなトークンを使うといいか?とか、
社会のルールを守るためには
こんな方法がありますよ~
あんな方法もありますよ~と、、、

あれこれ、実際、お母さん達や
支援者達が工夫して成功した例を
いろいろ紹介させていただきました。

トークンは2か月以上は続けないと
効果が出ませんから、
これから、2か月間は続ける自信があるときに
始めてくださいね~とお話しました。

人の行動は2か月以上続けないと
定着しないのですね。

途中であきらめてしまうようでしたら
最初からやらないでおきましょう!
ということです。


今日のお茶はハーブコーディアル(エルダーフラワー)です。
皆さん、「おいし~い」と言って飲んでくださって、ちょっぴりうれしかった私。


そして、お部屋の香りは、ヒノキとアスナロ、ヒメコマツ、モミのブレンドで
森の中にいるような気分でした。

来週は、困った行動を減らすために
上手に無視をする方法をお伝えします。

あっ!無視と言っても、ちょっと違いますよ。
あたたかい無視ですから、お間違いなく!

2015年5月26日

子育て

一人っ子の親子関係が難しいという話を
ときどき聞きます。

一人の子どもに親の目が集中してしまって、
子どもの言動がいちいち気になってしまい、
過干渉になってしまうということのようです。

そうすると、子どもは苦しくなっちゃいますね。
また親に何か言われるんじゃないか?
また怒られるんじゃないか?と思うようになって
ビクビクするようにもなります。

そのうち、自分は親がいちいち
チェックしてくれなければ何もできないと
思うようになっていく子も出てきます。

そこで、一人っ子の親離れ&子離れの時期とは?
という記事がありましたので、
ちょっと読んでみるといいかもしれません。

こちらから読むことができます↓
「ママが知りたいが集まるアンテナ・ママテナ」
一人っ子をどう育てる?
http://mama.bibeaute.com/article/15484/

2015年5月22日

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

こんにちは。
行動理論に基づき、子育てのコツをお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

昨日は、発達障害の子どもをあたたかく育てるコツ講座4回目、
テーマは「肯定的注目」でした。

肯定的注目というと
「褒める」ということは頭に浮かびやすいのですが、
その他は?というと、
なかなか思いつかないものですね。

肯定的に子どもに注目する方法としては
褒めるだけでなく、
励ます、感謝する、
興味関心をしめすとか
やさしく体にさわる、
ほほ笑むなどなど、、、
よーく考えてみると結構あるものです。

「そんな肯定的な注目には
子どもの良い行動を強化することができるのですよ」というお話でした。

この肯定的注目さえあれば、
子どもはいつしか不適切な行動をしなくなりますから
ぜひとも皆さんに覚えてもらいたいと思っています。

講座の中では肯定的な注目の仕方や
肯定的注目をすることで
どのように子どもが変化するか?
どういった親子関係になっていくか?などを
またまた、100分近くお話してしまった私。。。
ちょっと長すぎたかな?
参加者の皆さん、ごめんなさい

そして、4回目ともなると
皆さん、お子さんの様子を観察しながら
記録をつけることに慣れてこられていて、
いろんな発見や驚きなどもありました。

この調子で引き続き楽しみながら、記録をつけていきましょう!

さて、昨日のお茶はシナモンと生姜、
オレンジピール、カルダモン、クローブの
ハーブティーでした。
ちょっとチャイに似た感じの味がして
身体があたたまるので心がほっこりします。

そして、参加してくださる皆さんにリラックスしてもらいたかったから
昨日のアロマはラベンダーでした。
スーッとした香りがお部屋にただよって気持ちよかったですよ。

私はいつもここに座って
パワーポイントをお見せしながらしゃべっています。

2015年5月18日

子育て

発達障害

発達障害のお子さんを育てているお母さんが
よく「私、自信がないんです」とおっしゃいます。

「自信」というのは
「自分」を「信じる」と書いて
「自信」というくらいですから、
やはり、自分を信じることができるようにならないと
自信はつかないのですね。

じゃ、どうするか?
ちょっとづつでいいから、
発達障害について
正しく勉強していくしかないのです。

中途半端な知識では
どうやっても発達障害の子ども達への
対応はうまくいきません。
※大人の発達障害への対応も同様です。

もちろん、発達障害に関して
何の知識ももっていないけれど、
とてもうまく対応して
穏やかな暮らしをしている人たちだって
たくさんいます。

それは、互いの困難さに目を向けているから
その困難さを、知らず知らずのうちに
サポートしあうことができるようになっているのですね。

でも、みんながみんな、
そう簡単に子どもたちの困難さに目を向けて
対応を変えたり、工夫したりできるものではありませんから、
やはり、地道に勉強していくしかないのです。

そうすると、子どもたちの行動の意味が
一つ一つ分かってきます。
※大人でも子どもでも、どんな行動にも
必ず理由があります。

行動の意味(背景や理由)が分かってくると、
どうすればいいのか?
どう言葉をかければいいのか?
どのように支えればいいのか?などが
明らかに分かってきますから、
自分の中で「すとん」と落ちて
「あ~、そうだったのか。こうすればいいんだ」と
分かってくるわけです。

そして、うまくいった対応や言葉がけを
積み重ねていくことで、
「自分は大丈夫!子どもも大丈夫!」と
思えるようになって、
いつしか「自信」が持てるようになっていくのですね。

だから、発達障害は、
中途半端な知識では差別や偏見を生み出すだけで
何にもいいことはありませんから、
本であれば30冊くらい読んで、
この人に教えてもらいたいという先生(専門家)を見つけて、
ぜひ、その先生について
2~3年は勉強してみるといいと思います。

また、いろんな先生(専門家)のお話を聞くことも大切です。
それは1人の先生を絶対視し始めると
たいていの人が「~ねばならない」とか
「~すべき」思考に陥ってしまうからです。

私は「ねばならない病」とよんでいますが(笑)
この病は実にやっかいで
生きづらさを更に加速させていきますから、
十分にお気を付けいただければと思います(笑)

そうしているうちに、
「な~んだ、発達障害って自分にもある特性で
その度合い(程度)が強く出すぎたとき、
子ども達が生きにくくなっているんだな」ということが
分かるようになります。

そうすると、どのように対応すると
互いに心地よくいられるかということを人は考え始めます。

そして、一番大切なこと。
それは、自分の考え方や捉え方、
見方などを変えていくことで、
どんなときも幸せでいられるということに
気づいていくのです。

そうしているうちに、
「自信」がついていきます。

実は、発達障害の子育てに自信を持つには
時間と努力が必要なのですね。

誰しも、一足飛びには
「自信」をつけることはできないのです。

そう!自信がないときは
勉強するしかないのです。

2015年5月15日

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

こんにちは。
行動理論に基づき、子育てのコツをお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

今日は、発達障害の子どもを育てるコツ講座3日目でした。
本日のテーマは「行動観察と記録の仕方」です。

子どもの行動を観察するときのコツは、
子どもが起こしている問題行動だけ見ていてはいけないということを
今日はたくさんお話しました。

子どもだけでなく大人の行動も全く同じで、
例えば、2人の大人が喧嘩したとします。
喧嘩している状況だけ見ていては
何にも解決にはならないのですね。

人の行動にはすべて背景がありますから、
その行動の前の状況をしっかり観察することが大切です。

そして、その行動の後、
どんな状況だったかも観察しておかないと、
本当の問題解決にはいたらないのです。

また、観察しても記録に残しておく必要性も
お伝えしました。

記録するときのポイントは
具体的に、5W1Hをしっかり書き込んでおくことが
大切です。

あとで、記録を見返したとき、
分かりやすいのですね。

「自分は子どもがすごく長くゲームをしていると思っていたけれど
時間を計ってみると、な~んだ30分しかしていませんでした。
私の長いという感覚がちょっと狂っていました~」と
おっしゃる方も多いのです。

そんなわけで、親と子どもの感覚の違いを知るためにも
記録はとてもいいのですよ。

みっちり1時間半の講座に
1時間の個別課題の検討、
そして、今日は特別に
個人的なお悩みにもお答えしたので
1時間以上延長してお話ししたため、、
皆さん、お腹をグーグー言わせながら
がんばることになりました(笑)

講座3回目ですから
まだまだ分からないことも多くあると思います。

これから徐々に、深い理解と共に
多くの気づきが出てきますから
6~7回目あたりから
手ごたえが出てくると思います。

来週、4回目のテーマは「望ましい行動を増やす」
いよいよ、本格的に対応方法の話に入っていきます。


今日のお茶は、びわの葉とクマ笹、柿の葉をブレンドしたもの。
ほっこり和風の味で、番茶のような風味があります。


そして、お部屋はオレンジの香りにしてみました。
お越しいただく皆さんに元気になってもらいたかったから~。