ハートボイスプロジェクト

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言い合いの原因

2015年4月17日

人生・心

行動分析にもとづき、子育てを楽にし、
穏やかに生きる方法をお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

さて、子どもでも大人でも
言い合いの原因を見ていると、
あることが分かります。

そのあることとは
たいていどっちにも
「自分の方が正しい」という
気持ちがあるということです。

違う者同士だからぶつかるわけですが、、、

でも、そこで「え~い、面倒くさい!」と言って
関わりをやめてしまったら
何も生まれてこないのですね。

互いに互いの良さを見つけて、
その良さを利用し合うような関係を
きずいていけるよう、
私たちは工夫が必要です。

その工夫とは
やはり他者の良いところを探す
という作業が必要なのですね。

1日1回、
周りの人たちの
良いところを探す
努力をしてみましょう!

いつしか、言い合いではなく
穏やかな「話し合い」ができるように
なっていきますよ

考えていることって大切!

2015年4月5日

人生・心

考えていることというのは、
つい口から言葉となって出ていたり、
文章にすると、その中に自分の考えていることが
思いっきり盛り込まれているな~とよく思います。

だから、「言葉に気をつける」というよりは
「考えていることに気をつける」にした方がいいのでしょうね。

考えていることは、
たいてい言葉となって出てきますから、
その言葉が自分の方へ、
帰ってくるといった感じになります。

だから、いいことを考えていればいいことが起きるし、
悪いことを考えていると悪いことが起きるのだろうと思います。

つまり、人は自分が考えていることを
引き寄せるようにできているのでしょう。

そうすると、自分の周りの状況を見ると
自分が考えていることが分かります。

自分にとって、いいことがたくさん起きるようであれば
自分が望む自分になっているということでしょう。

自分にとって、悪いことばかり起きていると感じるなら、
自分が望まない自分になっているのかも!?

そんなときは、最高の学びのチャンスと捉えて、
自分をよりよく変えていこうと勉強を始めれば、
大きく前進できますね。

失敗続きであれば、
「失敗したから学べた。失敗に感謝!」と言って
前向きに勉強していけばいい

自分に与えられた、どんな機会にも学ばせて頂いたと
感謝できると、とても生きやすくなりますね。

恐らく、自分にふりかかってくるたいていのことが
自分が学ばなければならない事なのでしょうから、
それを受けとめて、こういった機会を与えられたことを
有り難く受け取ると、川が流れていくように
さらさらと生きていくことができるのだろうと思っています。

でも、川にも淀んだところがありますから、
そこは人で言うと「マイナス感情」のあるところかな?

マイナス感情というのは
怒りとか、妬み、悲しみ、苦悩、イライラ、
不安、心配、失敗したことを繰り返し考えるなどなど、、、
たくさんありますね。

このマイナスの感情が出てきたときは
川の淀んだところに入っているわけですから、
「生き方を間違えてますよ~。
今の生き方では病気になりますよ~」と
教えられていると思っています。

そうすると「マイナス感情」にも感謝できるというわけです。

感謝なんてできない!っという時は、
自分に言い聞かせるのもいいですね。

こんな風に、、、
「怒りが出てきた私を許します。
今、私の怒りはなくなっています。
このことに気づいた私にありがとう」って感じでしょうか。

祈り

2015年3月30日

人生・心

先日、東京の日本財団へ行ったとき、
入口のロビーにアッシジのフランチェスコの
「祈り」という詩が大きな額に入って、壁にかけてありました。

私はじっくり読んでみました。
「う~ん、その通りだ!」と納得したのでありました。

その詩がこちらです
ーーー
フランチェスコの平和の祈り

主よ、わたしを平和の器とならせてください。

憎しみがあるところに愛を、

争いがあるところに赦しを、

分裂があるところに一致を、

疑いのあるところに信仰を、

誤りがあるところに真理を、

絶望があるところに希望を、

闇あるところに光を、

悲しみあるところに喜びを。

ああ、主よ、慰められるよりも慰める者としてください。

理解されるよりも理解する者に、

愛されるよりも愛する者に。

それは、わたしたちが、自ら与えることによって受け、

許すことによって赦され、

自分のからだをささげて死ぬことによって

とこしえの命を得ることができるからです。

アッシジのフランチェスコ
ーーー

この「平和の祈り」は、
フランチェスコ自身のものではないらしいのですが、
彼の精神を十分に表しているとして
フランチェスコに帰せられているのだとか。

1913年に、フランスのノルマンディー地方で、
「信心会」の年報『平和の聖母』に掲載されて、
1916年、バチカン発行の『オッセルヴァトレ・ロマーノ』紙で
公認された後、第一次世界大戦の中、人々に広まっていったそうです。

第二次世界大戦が終わった1945年、
サンフランシスコで開かれた国連のある会議で、
アメリカ上院議員トム・コナリーが
この「平和の祈り」を読み上げたそうですよ。

それ以降、この詩が広く知れ渡るようになったらしいのですが
本当のことはよく分かりません(笑)

さすが広く知れ渡っただけあって、
すばらしい詩だな~と、つくづく思います。

私がこんなことを言えるようになったのも
歳をとったということでしょう。

いろいろ経験してみて思うことは
感謝のないところには「愛」は生まれないということ。
できるだけ精神性を高めて
生きていきたいという思いが強くなってきています。

でも、実際は、
精神性を高めるには
ありとあらゆる努力をしないといけないことに
気づくばかりで、、、
実践がなかなかともなっていない私なのであります(笑)
がんばろっと!

それって本当に当たり前?

2015年3月25日

人生・心

気になること

発達障害

「当たり前」「当然」「~すべき」という言葉を聞くと、
私はドキッとしてしまいます。

そして、しばらくすると、
何だかな~、、、と思ってしまうのです。

それも、発達障害を勉強している人達からだったりすると、
何とも言えない気持ちになって
「はあ~」と溜息をついてしまうことさえあります。

実は、発達障害を勉強していくと、
「当たり前」や「当然」ということがなくなっていくのですね。

それは、みんな違うからです。

みんな違うということを知ると
みんな感じ方が違うということが分かります

その感じ方が、いかに、みんな違うかということを知ってくると
結局のところ、人の生き方に関わってくるということ。

人生とは何か?
生きるとは何か?
人間とは何か?
いろいろ考え始めるわけです。

そうすると、私達はなぜ生きるのか?を模索するようになり、
いつしか自分らしく生きるためには
どうすればよいのか?を考え始めるわけです。

この辺りから、人は穏やかに生きるとは?
幸せに生きるとは?を考えるようになり、
人と比べない生き方の大切さが分かるようになっていくのですね。

そうすると、人によっては自己中心とか
我が道を行くなんて言われてしまいますけど、
そうではないんですね。

自分と周りが幸せに生きるための
考え方の工夫ができればいいわけです。

発達障害を勉強すると、
こんな私でも精神性を高める努力をしようと思うくらいですから、
誰もが発達障害の勉強をするようになると
実に穏やかな社会が築けると思う今日今頃なのであります。

ありのままに捉えると真実が見えてくる!

2015年3月7日

人生・心

私達は四六時中、
頭の中でぐるぐるぐるぐる考えていますね。
それも、目の前の事象を「良い」とか「悪い」とか
評価していることが多いと思います。自分の頭の中にあるたくさんの言葉が
うようようようよ動いていて、
何かと目の前の人や事象に対して
「良い」とか「悪い」とか
勝手な評価をしているわけです。

最近よく使う「ありのまま」という言葉は、
良いとか悪いとかではなくて、
そのものや、その人を見たまま、
感じたまま、聞いたままを表現していますよね。
実は、そのものや、その人の「ありのまま」を
私達はたいていよく知りません。
でも、自分の持っている知識や経験などから
勝手な判断をしたり評価をして、
そのものや、その人にレッテルを
貼っていることが多いのですね。そのため、そのものや、その人の
「ありのまま」を見ることができません。

つまり、私達はあまり物事や人に対して
ありのままに見ていないので、
正しい判断をすることができないのです。
子どもの頃って、のんびりしてるでしょ。
それは物事や人に対して評価をしていないからなのです。
子どもはありのままに物事や人を見ているので
頭の中があまり忙しくならないのですね。
何でもかんでも「良い」とか「悪い」とか
評価する私達大人の頭の中は、
いつも、ぐるぐるぐるぐる動いていますから
とっても忙しいわけです。
私は、この忙しい頭の中を
何とかしたいと思うようになって
10年以上経ちました。
そう、子どもの頃のように
物事や人を「ありのまま」に見られるように
なりたいのです。
物事や人を「ありのまま」に見られるようになれば
もうちょっとくらいは、のんびり過ごせるようになれるかもしれませんね。
だから、常に「ありのままに捉えること」を
意識しておくことは大切なのです。
物事に対して、人に対して、
これまで、いろいろと評価していたものを
思いっきり、とっぱらってみましょう!
あらゆることの真実が見えてきますよ。
この真実が見え始めると
とても穏やかな気持ちになって
生きやすくなります。
お試しあれ