ハートボイスプロジェクト

ハートボイスプロジェクトブログ

2017年7月13日

受講者の声

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

子育て

支援・トレーニング

発達障害

広島で行動理論に基づいて
子どもをあたたかく育てるコツをお伝えしている
ハートボイスプロジェクトの中谷美佐子です。

さて、昨日、第5期子どもをあたたかく育てるコツ講座が終了しました。
わけあって昨日は午前中に10回目の講座をして
ランチタイムをはさみ午後から11回目の講座「振り返り・修了式」となりました。

全11回の講座で、受講前は「3か月も通うの~?長いな~」と
おっしゃる方も多いのですが、
「あっという間に終わってしまった」といった感想をよくいただきます。

「なぜ?11回も講座に通わなければいけないのだろう?」と
始めは皆さん思われるようなのですが、

講座開始後すぐに「あっ!これは1日や2日で学べるものではないな!」
「人の行動にはそんな意味があったのか。奥が深すぎる」
「どんどん、自分を見つめざるを得なくなってきた」
「子どものせいで、夫のせいで、と思っていたのに、自分?」などなど
皆さん、いろいろな体験をされます。

そして、次第に子どもの良い行動に気づくようになって
いつしか子どもに『良い行動とはどういったものなのか』を
気づかせるのが上手になっていきます。

それで、昨日は午後から最終回だったので修了証書をお渡しして
お祝いに私が作った杏仁豆腐をお出ししました。

休憩タイムにお抹茶ときんつばも皆で楽しんだのですが
写真を撮るのを忘れました。がっくりですね。

では、参加された方々の10週間を振り返った感想を紹介しましょう。

【娘 40代の女性】
自分の子供は大きくなり、そこまで気になる行動もなく、
むしろ母親の方が気になる事が多く、大人なので難しいとは思っていましたが、
この度まさか母との関係がこんなにも良くなるとは夢にも思いませんでした。
生徒への言葉がけや、保護者の方との関わり方、母、娘との関係、
この講座を受講して本当に良かったです。

行動の観察、自分の言葉がけの振り返り、
いかに今まで無意識にしていたかよくわかりました。
肯定的な言葉がけは普段から意識はしていましたが、
トークンシステムを学び、もう一度子育てでやってみたいなと思いました。
どうやったら効果的か疑問に思って子育てをしてきましたので、
できることなら、試してみたいです。

この勉強を妊婦の時に学べたらなと思いました。
子供にとってもいいですけど、お母さんにとっても
穏やかな子育てができると思います。
このような機会を頂き、ご縁を頂けたことに感謝です。
ありがとうございました。

【保護者 30代の女性】
始まる前は11回やり切ることができるか不安で、
始まってみても精神的にしんどかったことが思い出されます。
子どもへの対応が思うようにできず、
講座に行くのが気持ち的にしんどいこともありました。
その時は中谷さんや参加している皆に会いたい、
中谷さんが出してくれるお茶とスイーツで癒されたい!と
モチベーションを上げたことも正直あります。
毎回、目から鱗が落ちる充実した講座で、
行動観察からの気づき、中谷さんからのあたたかい応援、
家族から「怒らなくなったね」と言ってもらったこと、
たくさんのことが支えになりました。

講座を受ける前は、子どもの発達障害の診断を私が受けとめ切れておらず、
発達障害がある息子がもどかしく、イライラしっぱなしで
手をあげることもありました。
この講座では私が今まで当たり前だと思っていた
自分の価値観や固定観念を崩してもらいました。
講座が終わった今は、息子の特性を「個性」として捉えられるようになっています。
いつもは心の片隅に隠れている「できるなら普通級の子供のようになってほしい」
気持ちもかなり小さくなっています。

何か起きたことには「何でこうなるんじゃろう?何がいけんかった?」と
まず自分の言動を振り返り、子どもを観察し「次はこうしよう」
「こうしたら変わってくるんじゃないか」など考え、
次に進むことができるようになりました。

講座を受けている途中には「息子の年齢が低い時にこの講座を受けたら
どうだったんだろう、受けたかったなあ」とよく思いました。
でも、最終回の今では「子どもも私も苦しんだけど、その時期があったから
この学びが大きなものになるんだ!」という前向きな気持ちにもなれています。

これからは講座で学んだことを復習しながら、
「子どもをあたたかく育てて」いきます。
この講座を受けて本当に良かったです。
一生の宝物です。

【保護者 50代女性】
参加前は、少人数でレクチャーを受ける訳だからピンポイントでの質疑応答や
講義等で早めの理解と、問題の早期解決を想定していました。
いざフタを開けてみると、問題は山積で、講義の最終日を迎える頃になっても
観察は完結せず、子供を観察しているつもりがいつの間にか
自分自身を顧みる観察にすり替わり、自身の成り立ちを否応なく
掘り起こされることになりました。
これまで封印していた記憶がよみがえり、初期の講座は私にとって精神的に
キツいものでした。

毎週、観察記録を提出するたびに声かけのタイミングや言葉の選択のまずさを
反省することしかできませんでしたが、講義を回数を重ねるごとに、
観察相手の息子のことと併せて自身の言動の原因を探るようになりました。
息子と観察する自分以外に、環境要因として外せない夫の存在を
認識するようになったのは、講座が中盤に差しかかった頃です。

言葉遣いが徐々に慎重になるにつれて息子への評価が一見良くなったように
思われましたが、設定した目標行動の観察の仕方の拙さから、
終盤近くになって仕切り直しを余儀なくされました。
他の参加者の方々が順調なだけに自分の至らなさに正直落ち込みましたが、
思考を深く巡らせていく感覚を覚えられただけでも良しとしようと、
考えを切り替えることにしました。

最終日間際になって、今後の息子のために再度、夫に声かけをしないよう
協力をお願いしました。自分にしては珍しく穏やかに話しかけられたと思います。
その際言われた夫の言葉にハッとしました。
「俺が毎日食器を洗っているんだから、弁当箱を出さない息子に言わないと
俺が困る。言わない訳にはいかないだろう。」と語気を強めて言われた時に
ようやく気付きました。

夫のことは二の次で、家庭ではいつも子供を優先していたこと。
家族のために働き続け、仕事から帰った後も家族の食事の支度全般から
食器洗いまでこなしてくれている夫に対して、
思いやりがないと非難ばかりしている私自身が、
私同様疲れて帰宅している夫に対する思いやりを微塵のカケラも
持っていなかったんだと、今頃気づきました。

夫の私に対する優しさにつけ込んで、料理から食材の買い物に至るまでを
全て、夫に丸投げしていました。
夫が息子に声をかけざるを得ない状況に私が追い込んでいる以上、
夫がキレるのは当然です。キーパーソンは夫ではなく、私でした。

この一週間は、食器洗いはほぼ私が毎日やっています。
夫の出勤前の見送りも毎日行っています。
以前よりは感情を抑えて家族に接することが
わずかながらも増えたと実感しています。
感情をコントロールするために、出勤の車中で笑顔を練習中です。

設定した目標行動の観察の結果がどうであれ、
自分自身を顧みるから省みる過程を味わい
うっすらではありますが、夫への感謝の気持ちが芽生えました。

【支援者 20代の女性】
この講座に参加して子どもへ接する際に余裕ができたのが1番大きいです。
記録をつけ、それを省みることで次に繋げることができ、ゆとりが生まれました。
ゆとりは笑顔を増やし、いいところをよりたくさん見つけることができました。
子どもと一緒にたくさん笑い、課題を見つけても慌てなくなりました。

講座だけでなく、中谷先生やほかの受講者の皆さんと
日々の事例を検討できてとてもわかりやすく学ぶことができました。
また、参加前までは、記録をつけることで自分の子どもへの接し方と
向き合うのが怖かったです。

だけど、中谷先生に的確なアドバイスを頂いたり、
他の受講者の方々と共感しあったりすることで前向きに取り組むことができました。
改善点だけでなく、私のいいところをたくさん見つけていただけたことで、
楽しく記録をつけ続けることができました。

さて、第6期の「子どもをあたたかく育てるコツ講座」は
9月6日(水)から開始いたします。
この講座に参加して親子関係を『穏やかに』
そして『あたたかく』したい方はご参加ください↓
2017秋冬【保護者のための】子どもをあたたかく育てるコツ講座案内

不定期ですがメルマガを発行しています。
子育てのコツや、行動理論に基づいた子どもとの関わり方、
多様な人達、違いを認め合える関係づくり等について書いています。
また、ハートボイスプロジェクトの講座案内等もお送りします。
ご希望の方はこちらからお申込できます。購読は無料です↓
ハートボイスプロジェクト無料メルマガお申込フォーム