ハートボイスプロジェクト

ハートボイスプロジェクトブログ

2017年9月13日

zoomでフォロアップ

こんにちは。広島で行動理論に基づき
子どもをあたたかく育てるコツをお伝えしている
ハートボイスプロジェクトの中谷美佐子です。

今朝、初めてzoomでフォローアップをしました。
参加者3名でzoomをやってみたのですが、
お一人、スマホからzoomに入っていらっしゃって、
それでは画面共有がしにくいということで
今度はパソコンから入ってみたり、、、
いろいろ楽しんでみました。

なかなかフォローアップ講座の準備ができず
修了生のお声にこたえることができなく
もどかしい思いをしておりましたが
本日からzoomでフォローアップ講座がスタートできました。

修了生の皆様、どうぞご参加ください。
こちらに日程を書いています↓
zoomでフォローアップ講座日程

さて、今日のzoomでフォローアップでお伺いした
お話を参加者から了承を得て紹介します。

「子どもがバタバタすると母親が子どもに向かって
薬飲ませて静かにさせるよ!とか、
お兄ちゃんみたいに薬飲ませるよ!と言っています。
子どものことを思うと決して良い言葉だと思えないです」
とおっしゃっている方がいました。

この薬というのはADHDのお子さんが飲んでいる
コンサータ等のことです。

このお母さんの言葉がけですと、
子どもが次のように学んでしまいます。

『薬はいけないもの、ダメな人間が薬を飲むもの』と。

そうすると、薬を罰として
与えられることになってしまいますから、
子どもは薬を飲みたがらなくなります。

また、必要な時に薬の助けを得て
病気を治していかないといけない時に
薬を飲もうとしなくなる可能性も出てきます。

つまり、決して薬を罰として与えてはならないのです。

基本的には自分の身体を酷使して
病気になったら薬を飲んで治せばいいという考えではなく、
健康を保つために自分の身体を大切に扱う方法を
私達大人は子ども達に教えなくてはなりません。

そして、ADHDのある子ども達は身体を動かすことを
必要としていますから、じっとさせていては
うまく発達できなくなってしまいます。

そのため身体を動かしていい生活環境を整えたり
身体の動きのコントロールを覚えるトレーニングが必要で、
身体が動くということを決して叱ってはいけないのです。

大人の都合で薬を飲ませて、子どもを大人しくさせる
という考え方は間違っているのですね。

どうぞ子ども達にはしっかり運動させてやってください。
そして、その場その場に応じた行動ができるように
丁寧に教えて、できた時は褒めていくのです。
そうすることで子ども達は必ず成長していきます。

身体が動く子ども達が「身体が動く」と叱られ続けた結果
思春期あたりから二次障害になっている子ども達に
私はたくさん出会ってきました。

子ども達を二次障害にさせないためにも、
私達大人は薬について正しく理解し、
薬の捉え方や伝え方を工夫していく必要があります。

子ども達へ薬についてどのように伝えればいいのか
薬への捉え方については、
ブログに詳しく書いていこうと思います。

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