ハートボイスプロジェクト

ハートボイスプロジェクトブログ

2017年10月19日

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

子育て

支援・トレーニング

広島で行動理論に基づき子どもをあたたかく育てるコツを
お伝えしているハートボイスプロジェクトの中谷美佐子です。

さて、昨日は子どもをあたたかく育てるコツ講座4回目
「肯定的注目」を開いていました。

私達大人は子どもが良い行いをすれば
褒めればいいと簡単に思っていますが、
実は褒めるというのは本当に難しいのです。
感情に任せて子どもを怒る方がよほど楽です。

でも、それでは子どもの脳が不具合を起こして
人格形成に大きな影響を与えてしまいますから
感情に任せて子どもを怒ることはできません。

また、怒る方が楽だからと言って
子どもを怒って言うことを聞かせようと思っても
そう簡単には子どもは言うことを聞いてはくれませんね。

更には行動理論に基づけば
子どもを怒れば怒るほど、
子どもは好ましくない行動を強化していきます。

それは怒るのも褒めるのも子どもに注目していることになるからです。

子どもは大人からの注目を得るために全エネルギーを
注いで生きていますから褒められたことのない子どもは
怒られてでもいいから大人から注目を得ようとします。

だから今までやってきた怒るというやり方が
うまくいかなかったのだから、
ちょっとやり方を変えてみましょうよというのが
子どもへの肯定的注目となります。

いわゆる子どもを「褒める」ということです。

ただ、「すごーい」とか「天才」とか「えらーい」と
言っておけばいいわけではなく、
具体的に何がどう良かったのかを明確に言葉にして伝えないと
子どもは褒められている意味が分からないことが多いのです。

特に「いい子だね」と褒められて育つ子どもは
常にいい子を演じなければ褒められないと思うようになり、
また、いい子と言うのはいつまで経っても達成することができないため
(いい子の程度が分かりにくいため)
「これでいい子かな?」「もうちょっと頑張らないといい子じゃないかな」
「いい子じゃないといけない」等と常に気にしながら
頑張り続けなければならないのです。
これほど、人生においてしんどいことはないです。

そして、子どもは「いい子」という程度の分からない言葉に
不安を覚えながら生きることになります。

だから、子どもに「いい子」という言葉を使いたい場合は
「○○していい子だね」と具体的に何が良いのかを教えてやるといいです。

しかし、言葉にして子どもを褒めなくても
子どもの行動を観察して記録をとっているだけでも
子どもの行動が良くなることが間々あります。

それは大人が子どもを観察するために注目しているからなのです。

つまり、子どもに注目するということは
子どもの良い行動も好ましくない行動も増やしてしまうということなのです。

そうであるなら、子どもに対して否定的な注目ではなく
肯定的注目をした方がいいですよといった話です。

昨日の講座では肯定的注目には様々な方法があり
それぞれにコツがいることをお話していきましたので
来週、参加者の記録を見るのが楽しみです。

きっと、お子さんの良いところに注目して
上手に褒めて1週間を過ごして来られると思います。
とっても楽しみです♪


こちらは昨日お出ししたみかん水です。
ほんのりみかんの味がしてリラックス効果がありますよ。

お部屋の香りはローズオットにしました。甘い薔薇の香りがします。
子育て中は本当に忙しいですからホルモンバランスを崩す方も多いので
それを整えてくれる作用があり精神的に安定させてくれる
ローズオットが昨日はいいような気がしました。

では来週は子どもの好ましくない行動を
怒らないでも減らせる方法をお伝えする予定です。

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第2期Webで学ぶ子どもをあたたかく育てるコツ講座

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