ハートボイスプロジェクト

ハートボイスプロジェクトブログ

2015年3月29日

学校

毎年、この時期になると
あちこちで新学期に向けて
40~50代の先生達が若い先生達のために
学級づくりセミナーを開いてくださっています。
最近では、通常学級に在籍する
発達障害の子ども達への対応方法なども
学級づくりセミナーで紹介されるようになり、
とても嬉しく思っています。
今日、私が参加してきたのは
広島で活動しているTOSS MARIOの先生達が開催した
『最高に楽しいクラスをつくる!授業・学級経営・生徒指導のポイント!』
サークルの代表である堤伸之先生は
とてもインクルーシブな先生です。
私は堤先生のお話を聞いていると
心がほっこりして落ちつくんですね~
今日も堤先生がとてもいいことをおっしゃっていましたよ。
新学期が始まった4月にどれだけ
子どもとの信頼関係をつくれるかによって、
1年間の学級づくりが決まるのだとか。
だから、まずはルールを教えて、
できたら褒める!
この繰り返しをしていくのだそうです。

これは、まさしく私がやっている応用行動分析ですね。

何でもかんでも褒めるわけではなく、
ルールを明確にして、
そのルールを守れたら、即座に褒めるわけですから、
脳の報酬系の部位がしっかり働きますから
当然、子ども達はルールを守れるようになっていくわけです。

こういったテクニックを知っている先生というのは
子どもの脳にやさしい対応をしますから、
子ども達から信頼を得ることができますね。

そして、子どもが反発するのは
こんな教師ですよ!とご紹介くださいました。

・注意ばかりする
・お説教ばかりする
・褒めない
・笑顔がない
・楽しくない
・話が長い
・嫌みを言う
・しつこい
・主意説明が下手
・分かりきったことを聞く
・話がつまらない
・テンポが悪い

あはっ!笑っちゃいますね。
自分のことだ~と思った人は気をつけた方がよさそうです

でも、これって、先生達だけのことではありませんね。
親も支援者も同じですよ。

だから、この反対になればいいわけです。

例えば「注意ばかりする」を反対にするなら、
次のようなやり方になると思います。

『注意しないといけない子ども達に目を向けるのではなく
できている子ども達に目を向けて褒めます。
そうすれば、注意をうけないといけない子ども達は
褒められている子ども達を見て学びますから、
注意しなくて済みます』

こうやって、見方ややり方を変えることで
学級運営でも家庭環境でも職場でも
いくらでも良い方向へ変えていけるのですね。

相手を変えようとするのではなく
自分の考え方を変えていくことで、
学級づくりだけでなく
すべての人間関係をよくしていくことが
できるということを学んだ学級づくりセミナーでした。

さて、堤先生が
平岩幹男先生の「自閉症スペクトラム障害」という本が
とてもよかったとおっしゃていましたので紹介しますね。
表紙の上をクリックすると詳細をみることができます。


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