ハートボイスプロジェクト

ハートボイスプロジェクトブログ

2015年8月29日

発達障害

行動理論に基づき、子育てのコツをお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

どうも、今でも、、、この時代に!
発達障害の子どもを育てる親達に向って
「親の育て方が悪いから、子どもが発達障害になった」と言う
おじいちゃんやおばあちゃんが多いようですね。

いまだに
「うちにはそんな子は今まで生まれたことがない」と言って
お母さんの家系がとやかく言われるとか。

お孫さんには、
おじいちゃんの遺伝子が4分の1、
おばあちゃんの遺伝子も4分の1、
入っているんですけどね。

これだけ医学が進歩しても、
発達障害について
ちっとも正しく理解が進んでいなかない。
困ったものです。

これまでもずっと言っていますが
親の育て方のせいで
子どもが発達障害になったりはしませんよ。

ただ、言えることは適切な対応をして育てる環境があれば
(理解とサポートがあれば)発達障害は個性になります。

だから、その子らしさを大切に
育てればいいだけのことなのですが、、、
そこがうまく理解されていない現状があるようです。

発達障害には自閉症スペクトラム、
ADHD、LDなどありますが、
その子が持つ特性によって
対応の仕方は違ってきますので、
自閉症スペクトラムの子どもに
ADHDへの対応をしても
なかなかうまくいかないことも多いはずです。

発達障害の子どもを育てる場合は、
まずは自閉症スペクトラムについて勉強して、
それからADHDやLDについてもしっかり勉強して、
適切な対応の仕方を学んだとき
その子に合わせた関わり方が分かってきて
工夫も上手になって、
子育てが楽しくなってくるのだと思います。

そうすると、、、
正確な診断が必要になってきますね。

そう!診断というのは
レッテル張りでも何でもないのです。

その子の得意・不得意を知って
その子の良さを引き出し、
周りの人達がその子の苦手な部分を
支えられるようになるためのものなのですね。

こちらを参考にしてみてください↓
生き辛い・死にたい。知ってほしい「発達障害」を抱える人の苦労
発達障害を知っていますか?