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2016年6月5日

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広島で発達に偏りのある子ども達の育て方のコツを
ハートボイスプロジェクトでお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

発達障害のある人達や一般的な子育てでは
なかなかうまくいかない場合、
応用行動分析を使うことがあります。

この応用行動分析には
人の困った行動を減らすのに
「無視」という方法を使います。

「無視」と言っても
いじめ等で使う無視とは全く質的に違います。

「愛を持って見てみぬふり」をするということです。

分かりやすい例で言うと、
おやじギャグを炸裂させる男性に対して、
若い女子達が喜んで?(気を遣って?)笑えば笑う程、
その男性は「みんなが喜んでいる」と思いますから、
おやじギャグを炸裂し続けます。

もし、このおやじギャグを本当になくして欲しいと望んでいるなら、
誰もが「愛を持って見てみぬふり」をすると、
いつしか、この男性はおやじギャグを言わなくなります。

ただ、2か月以上、根気よく「愛を持って見てみぬふり」をしなければ
おやじギャグを言わないという行為は定着しません。

そして、「愛を持って見てみぬふり」だけではいけないんですね。
自分に注目してもらうために、
おやじギャグを飛ばしているわけですから、
おやじギャグがなくなったとしても
別の注目をしてもらうための行為が始まります。

それを回避するために必要なのが、
適切な言動が出たとき、即座に「褒める」ということです。

この適切な行為に対して「褒める」ことが本当に大切です。

この適切な行為に対して「褒めて」強化していくと
子どもでも大人でも、必ずよい言動が増えていきますので
ぜひお試しください♪

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