ハートボイスプロジェクト

ハートボイスプロジェクトブログ

2015年6月8日

人生・心

先日、ふと、30年以上前のことを思い出しました。

大学1年生の時、
一般教養の何の科目だったか?
忘れてしまったのですが、、、
「星の王子さま」を読んで
感想文を提出する授業があったのです。

このとき、
私は初めて
「星の王子さま」という本を読みました。

この本は
フランス人飛行士で小説家の
サン・テグジュペリの代表作で
1943年にアメリカで出版されました。

「星の王子さま」の体裁は
児童文学なのですが、、、
子どもの心を失ってしまった
大人に向けての示唆に富んでいます。

一部内容を抜粋します。

「さよなら」ときつねがいった。

「ぼくの秘密をいうよ。
すごくかんたんなことだ。
心で見なければ、よく見えないっていうこと。
大切なことって、目には見えない」

このきつねが言った言葉は
今でも私の脳裏に焼きついています。

当時の私は、この言葉の意味を
真剣に考えた記憶があります。
※それは感想文を書かないといけないから・笑

「大切なことは目に見えない」とは
心の目で見るということなのか?
それは感じとるということなのか?

それとも、自分をからっぽ(無)にしないと
本当のことは分からないということなのか?

私は真実を見ていないということなのか?

いやいや、私は物事を色のついたメガネで
見ているということかな?とか、、、
いろいろ考えまくって
必死で感想文を書いた記憶があります。

あれから30年以上生きてきて思うこと、、、
やはり、大切なものやことを
見るのは本当に難しい。

本当のことを知るには
一寸の曇りもない心が必要だということ。

子どもの話に耳をすまし、
子どもの奥底の心に目を向けること。

そして、他者が自分と同じではないという気づき。

自分の尺度で人を見てはいけないということ。

人はみんな自分が普通だと思っていることが多いけれど
実は、みんな普通ではなく「違う」ということ。

いろいろたくさん思うことはあるけれど、
やはり「大切なものは目にみえない」の言葉につきます。

この言葉をつかった素敵なキーホルダーを見つけました↓
わたしのフクシ。
見えない障害バッジ