2016年3月6日
子育て
広島で行動理論に基づき
子どもをあたたかく育てるコツについてお伝えしている
ハートボイスプロジェクトの中谷美佐子です。
今日はお子さんを褒めたいけれど
褒めるのが照れくさいという方のために
自然に褒められる方法を書いてみようと思います。
さて、私事で恐縮ですが、、、
私の夫は私が新しい洋服を着ていようが
美容院へ行こうが一向に気づきません。
というか、、、
気づいていても褒めるのが恥ずかしいので
何と言っていいか分からないのだろうと思います。
でも、私は応用行動分析の講座を開くようになるまでは
心の中でいつも「気づいて褒めろよ!」等と思っていました(苦笑)
実は、夫は気づいていたのですが
どうやってそれを伝えていいか分からなかったということです。
露骨に褒めるのは恥ずかしいわけです。
そう!お母さん達にもこういったことが
子どもに対して起きていることがあるのです。
子どものことに気づいているし、
褒めてやりたい気がするけれど照れくさい、、、
のですよね?
そういったときは、「承認」という技術を使うといいです。
例えば、お子さんが洗濯物をたたんでくれたとします。
どれが「承認」になると思いますか?
A 「洗濯物たたんでる~。雨が降りそう」
B 「洗濯物たたんでくれたんだ~。すごいね~。いい子だね~」
C 「洗濯物たたんだんだ。ありがとう」
Aはちょっと嫌味になりますね。
そして、Bはしっかり褒める言葉なので照れくさいかもしれません。
Cならどうですか?
「洗濯物をたたんだ」という事実を承認しているだけですから
照れくさくないでしょ。
Cは、子どもに評価を与えないで、子どもを認めていることになります。
そして、「ありがとう」をつけていますから、感謝も伝えられています。
これなら、できそうではありませんか?
褒めるのが照れくさい人は、
感謝の気持ちを表現するといいのです。
感謝の気持ちを表すのも照れくさい人は
子どもを認めるだけでも十分伝わりますから、
まずは、Cのような「承認」から始めてみましょう。
子どもはお母さんから認めてもらえた、
承認してもらえたと感じるだけで、
十分うれしいのです。
誰しも、周りから自分を見てもらっているということに気づくと
とても幸せな気持ちになります。
子どもも同じなのです。
「自分のことに気づいて欲しい」
「褒めて欲しい」
そんな気持ちが満たされると
人はとっても素直になれるのですね。
そして、子どもを褒めろ褒めろっていうけれど
どうやって褒めたらいいの?という方は
たいてい「すごいね~」「いい子だね~」「上手にできたね~」の
連発になってしまうかもしれません。
そういったときには「承認」という技術を使えば
その場その場の状況を伝えればいいだけなので
言葉のバリエーションが増えていきますから
ぜひお試しくださいませ。
*宿題できたね。
*すぐにお風呂に入ったね。
*食器洗い手伝ってくれるんだね。
*荷物持ってくれるんだ。
*自己コントロールしてるね。
こういった言葉だけでも
子ども達は十分、自分のことをお母さんが見てくれていると気づいて
自己肯定感を高めていますよ。
こういった褒める工夫についても
応用行動分析に基づいた子どもの問題解決プログラムで
詳しくお伝えしていますので
ご興味ある方はこちらも読んでみてください↓
【保護者のための】子どもをあたたかく育てるコツ講座