ハートボイスプロジェクト

ハートボイスプロジェクトブログ

2017年5月18日

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

子育て

支援・トレーニング

発達障害

こんにちは。広島で行動理論に基づいて
子どもをあたたかく育てるコツをお伝えしている
ハートボイスプロジェクトの中谷美佐子です。

昨日は子どもをあたたかく育てるコツ講座3回目で
子どもの行動をどのように観察していくと
子どもの行動の背景にあるものが見えてくるのかをお話し、
記録のつけ方のポイントを説明しました。

子どもの行動観察については、
事件やトラブル等が起きたその瞬間だけを見るのではなく
その行動が起きる前をいかに見るかがポイントとなります。

問題と思われる行動が起きる前の行動を観察すると
なぜ?子どもにその行動が出たのかが明確に分かるからです。

そして、次に重要なのが子どもが起こした
(良くも悪くも)行動の後に
私達大人がどう関わったかによって、
その子どもの将来の行動が決まってきます。

この辺りを昨日は結構、長々と説明しましたので、
途中、眠くなられた方もいらっしゃり
(私の話が長くてすみません)
覚醒のためにレモンピールをお出ししてみました。

そして、レモンピールをかじりながら・笑
次にお伝えしたのはいかに記録が大切かという話です。

人間というのは結構自分の感覚が正しいと思っているものですが
実際に数を数えてみたり、量を計ったり、
時間を計ってみると「あれ?いつも1時間くらい
子どもが泣いていたと思っていたけれど
実際には10分くらいだったのね」ということもありますし、

子どもがよく怒ると思っていたけれど
怒る回数を数えてみると
「一日たったの3回しか怒っていなかった。
それも怒らせていたのは自分だった。ごめんなさい」
ということだってあるのです。

つまり、私達の感覚というのは結構適当なもので
実際の数や量と自分の感覚が一致していないことも多いということです。

そのため、記録をつける時に
「今日は娘がたくさん怒った」と書いても意味がないわけです。
これでは何を基準にたくさん怒ったのか分かりませんから
正の字などを使って回数を記録しておくといいのです。

そうすると「あ~なんだ、私の感じ方が多く感じていただけで
実際は娘は頑張っていたのね」となることの方が多いです。

というわけで、私達大人の見方というのは
いかにいい加減なものなのかをお伝えしました。

昨日は皆さん、子育てにお仕事にとお忙しくされているので
お疲れかな?と思って、お部屋の香りをオレンジにしたのですが
気づいていらっしゃる方と全く気づかなかった方がいて
こちらも人ってみんな違うんだな~面白いな~と。

また、呼吸が浅いと人は怒りっぽくなりますし、
精神的にも安定しにくくなるということで
手軽にできる呼吸法をみんなで一緒にやってみたり、
お茶を飲みながら各自がどんな子育てをしてきたかを話したり、
とても楽しい時間を過ごすことができたように思います。
※昨日はペパーミントジンジャーティーと玄米茶をお出ししました。

では、来週は子どもを褒めるバリエーションについてです。
お楽しみに♪