ハートボイスプロジェクト

ハートボイスプロジェクトブログ

2017年10月26日

Webでコツ講座

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

子育て

支援・トレーニング

広島で行動理論に基づき子育ての楽しさをお伝えしている
ハートボイスプロジェクトの中谷美佐子です。

昨日はライブで、今日はWebで
子どもをあたたかく育てるコツ講座でした。

不思議なことにライブでの参加者とWebでの参加者が
交流しているわけでもないのに似ていらっしゃいます。
みんな「頭の中がグルグルしている」とおっしゃいます・笑
何かしら引き合うものがあるのでしょうか?面白いですね。

それで、昨日はレモンのアロマを焚きました。
レモンは不安や混乱を取り除いてくれて
明るい気持ちになれるようで、
人の意見に左右されず
自分の意志を伝える強さをもたらしてくれるらしいです。

さて昨日のテーマは
「子どもの望ましい行動を増やすためのトークンシステム」でした。
このトークンシステムというのは簡単に言ってしまえば
ご褒美(強化子)のことです。

ご褒美というと、たいていの人が
「子どもに褒美を与えているとモノを欲しがる子どもに育つ」
と思っています。

しかし、それは子どもにモノを与えるとき
大人が笑顔と賞賛を子どもに与えながらモノを渡していないから
モノを欲しがる子どもに育ってしまうのですね。

子どもが何かを頑張った時に
私達大人はご褒美にモノを与えることが多いのですが、
この時、大人が笑顔で褒め言葉と一緒に子どもにモノを与えていれば
モノを欲しがる子どもには育たないのです。

つまり、モノを欲しがる子どもになったのは
私達大人がモノだけを子どもに渡していたということです。

そして、一旦子どもにモノを与えると
次にまたモノを欲しがって物欲がエスカレートすると
思っていらっしゃる方もいますが、
子どもに褒め言葉を添えてモノを渡していれば
いずれはモノを欲しがらない子どもにもなるのです。

それは周りの大人の褒め言葉から
周りの大人が自分を認めてくれている
(注目してくれている)と分かるようになるため
子どもの自己肯定感が高まり、
いずれはモノが必要なくなってくるわけです。

だから、子どもが素直に育つには
いかに大人が子どもに肯定的注目を
与えるかということが重要になってきます。

ただ、肯定的注目(褒める、認めるなど)だけでは
子どもの従順さを引き出せない場合もありますから
そういった時はトークンを使うといいのです。

このトークンというのはちょっとしたお菓子だったり
玩具のお金だったり、ポイントでもシールでも
めったに飲ませてもらえないコーラでも、
めったに食べさせてもらえないカップラーメンでも
何でもいいのです。

私の息子はめったにコーラも飲ませてもらえなく
めったにカップラーメンも食べさせてもらえないので
幼い頃はこの2つが大きなトークン(ご褒美)でした・笑
その息子も今ではニキビを気にして
「あまりヘルシーじゃないから」と言って
コーラもカップラーメンも必要でなくなっています。

このように、いつまでも子どもにトークンが
必要なわけではないのです。

トークンは大人に負担がかからないもので続けられるものであれば
子どもの好ましい行動を引き出すのにとても効果があります。

それで、昨日のライブ講座でも、今日のWeb講座でも
実際に使うトークンをいろいろお見せして
実例も紹介しながらご褒美の与え方や使い方の説明をしたわけです。


こちらは講座前にお出ししたレモン水です。
私の話を聞いている時に「眠くなったら左側のお菓子を食べて覚醒させて
下さーい」と言っていつも何かしらカリカリッとするものをお出しています。

来週は子どもの困った行動にはどのように対応すれば
子どもが好ましい行動をするようになるかを解説していきます。

子育てを楽にしたい方、
適切な子どもとの関わり方を学びたい方、
子どもが怒らない方法を知りたい方、
これ以上子どもを怒りたくない方、
子どもがかわいいと思えるようになりたい方、
私と一緒に子どもの行動の意味を理解して
楽しくて前向きな生き方を始めてみませんか?

来年4月からの講座詳細はこちらです↓
子どもをあたたかく育てるコツ講座
Webで学ぶコツ講座

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多様な人達、違いを認め合える関係づくり等について書いています。
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