ハートボイスプロジェクト

ハートボイスプロジェクトブログ

2015年4月1日

気になること

いろんな人達とやりとりをしていると、
「させていただきます」という言葉が
とても多いことに気づきました。

何かと「~させて頂きます」と言っておられ、
メールでも「~させて頂きます」と書いてこられるのですね。

恐らく、へりくだって、おっしゃって下さっていると思われるのですが、
どうも、私に対して何らかの事で
怒っているように聞こえてくることがあります。

それは、ちょっとした言葉の使い方なのだろうけれど、
その言葉の使い方のどの部分に、
その人が、私に対して怒っていると感じてしまうこともあるのか?
しばらく考えていました。

しばらくどころか、ここ数年、
ずっと謎解きをしていたと言っても
いいかもしれません

その理由を見つけました!

国語辞典を調べると次のように書いてありました。
*させていただく*
〈自分の行為が相手の許容の範囲にあるという、
へりくだった遠慮がちな気持ちを表す。
しばしば相手に配慮しながら、
自分の一方的な行動や意向を伝えるのに使われる〉

どうやら、この「一方的な行動や意向を伝える」というところに
何かしら、、、問題があるのかもしれません。

だから、相手が怒って言っているように
聞こえてしまうこともあるのだと、ようやく分かりました
※言い方とかトーンの使い方によっても
聞こえ方は随分違ってくるかもしれませんね。

そこで、敬語講師の山岸弘子さんが明快に答えてくださっています。
「させていただきます症候群」として
5つに分けると分かりやすいようです。

1、すっきり話そうよ型
2、だれを立てているの?型
3、だれに許可をもらったの?型
4、自分勝手すぎるよ型
5、「さ」はいらないよ型

これらを、実に分かりやすく書いて
下さっている記事がありますので紹介しますね↓
NHK解説委員会 解説アーカイブス
視点・論点「させていただきます症候群」2014年10月14日(火)