ハートボイスプロジェクト

ハートボイスプロジェクトブログ

講座11回目 ふりかえり・修了式

2015年7月10日

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

こんにちは。
行動理論に基づき、子育てのコツをお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

今日は、2015年春夏の
「発達障害の子どもをあたたかく育てるコツ講座」
最終日でした。

まずは個別課題の検討をした後、
記録の最終報告をしてもらいましたよ。

目標行動に対して
どのような取り組みをして、
ご自身(お母さんや支援者)がどのように変わったか?
この10週間でご自身(お母さんや支援者)が
何を学んだかを発表してもらいました。

いつも、この時間、私はじ~んときてしまいます。
だって、この講座に参加する前まで、
ほとんどの方が、何でもかんでも子どもが
できて当たり前だと思っていらっしゃるのです。

しかし、この講座を通して、
少しずつ子どもに対しての
ありとあらゆる気づきが始まり、
いつしか、子どもへあたたかいまなざしを
向けられるようになっていらっしゃるのですから、
私はどうしても、この時ばかりは
涙がでそうになってしまうのです

あ~、3か月一緒にやってきてよかったと
思う瞬間です。

今日は修了証書をお渡ししました。
そして、お土産にハーブティーと
私の母が作ったクッキーをプレゼントしましたよ。
皆さん、とても喜んでくださってうれしかったな~

人に喜んでもらえるというのは
生きる喜びになります。あ~有難い!

さて、今日のお部屋の香りはローズオットー。
イライラや自信喪失を癒してくれるのだとか。
とても柔らかい香りです。

こちらは、本日みんなで楽しんだお茶とお菓子です。
レモングラスとユーカリのオーガニックハーブティー。
ユーカリのメントール風味がバランスよくブレンドされていて
さわやかでしたよ。

2015年秋冬の発達障害の子どもをあたたかく育てるコツ講座は
9月10日からスタートです。残り1席となっています↓
発達障害の子どもをあたたかく育てるコツ講座2015年秋冬コース

今回ご参加いただいた方々のお声はこちらです↓
2015年春夏の発達障害の子どもをあたたかく育てるコツ講座
受講者の声

講座10回目 環境を整える

2015年7月3日

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

こんにちは。
行動理論に基づき、子育てのコツをお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

今日は、10回目の講座でしたよ。
テーマは「環境を整える」です。

私はいつも子どもを褒めることの
大切さについて語っているのですが、、、

その前にとっても大切なことがあるのですね。

それは、子どもを褒めることができるように
環境を整えるということなのです。

環境というのは、自分の周りにある物だけでなく
人も含めて、いろいろ工夫しながら環境を整えなければ、
そりゃ~、うまくいかないことが多くなってきますよ!
というお話です。

例えば、「このお部屋をきれいにしてください」と言っても
ぼーっと立ったままで何もしない子がいるとします。

ここで「さっさと、お部屋をきれいにしなさい」と
怒りたくなると思うのですが、、、

まずは、どうして、この子はぼーっと立ったままなんだろう?と
疑問を持つといいですよ。

そして、ひょっとすると、
この子はお部屋の片づけ方が
分からないのかな?と思ってみたり、、、

いやいや、お部屋の片づけ方は分かるのだけれど、
どのくらいまで片づけたらいいのか?わからないのかも!?

うん?もしかすると、
部屋を片付ける手順が分からないのかな?
などと、いろいろ考えてみるといいのですね。

部屋を片付ける手順が分からないのであれば、
手順書を作ってやればいいですし、

片づける範囲が分からないのであれば
「ここからここまでを片付けてね」と言って
片づける場所を明確に指示してあげるといいです。

もう一つ、例を挙げると、
玄関で靴を脱ぎ散らかしてしまう子がいて、
何度言っても、何度怒っても、
子どもが玄関で靴をそろえてくれないのであれば、
足とか靴の形をしたシート等を玄関に置いてみましょう!

「あらまあ!びっくり、子どもがあっという間に
玄関で靴を揃えるようになりました。
子どもを叱ることばかり考えていましたけど、
私の工夫次第で子どもは叱らなくても済むのですね」と
おっしゃったお母様もいらっしゃいましたよ。

とまあ、こんな具合で
環境を整えるだけで、
子どもを叱らなくて済むというお話を
今日はあれこれ具体例をお見せしながら
参加者のお悩みやご質問にも答えながら
お話していきました。

実は、私たち大人が環境をうまく整えることができれば
子どもに腹が立つことは、あまりないように思います。

つまり、子どもの困った行動は
ほとんど私たち大人が子どもの分からない感を
理解していないせいかもしれませんね。

さて、今日は柿の葉茶とアイス最中をお出ししました。
柿の葉茶はビタミンCが緑茶の20倍ちかくあるらしいですよ。
だから、美肌や美白、肌荒れやニキビ対策になって
女性をきれいにしてくれる健康茶だそうです。

お部屋の香りはサイプレスにしました。
サイプレスは怒りやイライラを鎮めてくれる作用がある精油だとか。
それを聞いた参加者の皆さんが、思いっきり嗅いで帰っていかれたのが
結構、笑えました。

現在、ワーキングメモリと発達障害セミナーのお申し込みを受け付けています。
よろしかったら、こちらから見てみてください↓
NPO法人日本インクルーシブ教育研究所

講座9回目 制限を設ける

2015年6月26日

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

こんばんは。
行動理論に基づき、子育てのコツをお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

いや~今日は忙しかった~。
現在、夜9時半過ぎ、やっとブログが書ける時間ができました。

今日は9回目の講座「制限を設ける」でした。

制限を設けるというのは
簡単に言うと警告とペナルティです。

ペナルティというとひどい罰のように聞こえますが
決して、そういったものではありません。

ペアレントトレーニングでは
まずは、肯定的注目(ほめるやいいところ探し)が
できていることが基本となります。

その次に「してほしくない行動を減らす」ために
注目を取り去るということをします。
これが愛をもって見て見ぬふりをするということですね。

そして、協力を引き出す方法として
予告したり、選択しを与えたり、
~したら~してよいという取引等で
お互いの協力体制を整えていきます。

それでも、ダメなら警告をするということです。
警告とは脅しとは全く違いますよ。
最後に出す指示ですから
それに従えるチャンスを与えるということです。

だから、子どもが指示に従ってくれた時は
即座に「ありがとう」と感謝したり
「よくできたね」と褒める必要があります。

こういったコツというか方法を
具体的に例を出しながら
今日は説明していきました。

ただ、警告とペナルティに関しては
基本的に子どものいいところ探しや
褒めることができていなければ
しないで頂きたいと思っています。

参加者の皆さんには
「どうしてもしかたない時だけに
してくださいね」とお願いしました。

というか、
「褒める」と「愛をもって見て見ぬふり」
という方法を身につけていれば、
たいていの子どもが、
穏やかな生活を送ることができるようになるのですね。

この辺りをしっかり体感してくださっている
参加者の皆さんですから、きっと間違った方向へ
いかれることはないだろうといった前提で、
今日は知識として警告とペナルティについてお話しました。

もう少し、警告とペナルティについて
誤解をまねかないためにも詳しく書きたいのですが、
今日はもう眠いので、またいつかもう少し丁寧に書きたいと思います。

さて、本日のお茶はラズベリーリーフティーでした。
ラズベリーリーフはホルモンバランスを調整してくれるそうですよ。
毎月のつらい生理痛や生理前症候群等の症状も和らげてくれるらしいです。
その他には、喉の痛みや口内炎による痛みや不快感を緩和してくれるとか。
下痢にも効果があるらしいです。

お部屋の香りは森林浴ができる感じにしました。

講座8回目 子どもの協力を引き出す方法

2015年6月19日

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

こんにちは。
行動理論に基づき、子育てのコツをお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

先ほど、8回目の講座が終わりました。
今日のテーマは「子どもの協力を引き出す方法」でした。

私達大人の(身勝手なことも多い・笑)要求に
子ども達に応えてもらおうとしたとき、
ちょっとしたコツを知っておくと
互いに気持ちよい関係がきづけますよ~というお話。

親子の対立を少なくする
4つの方法はこれ!

1、効果的な指示の出し方
2、選択させる
3、予告
4、「~したら~してよい」という取引

これら4つを具体的な例を出して
詳しくお伝えしました。

例えば、効果的な指示の出し方をする場合には、
5つくらいポイントがあるのですが、
その中の一つに
「質問系で指示をださない」というのがあります。

これは、私達大人がよく使っている言葉で、
例えば、、、
「いつ、始めるの?」
「どうして、しないの?」など。

こういった言葉には
たいて「早くしなさい」という意味が含まれていますが
自閉症の子ども達には理解できないことが多いのです。

平均的な発達をしている子どもであれば
「あ~、早くしろって言っているんだな」と
察するというか理解することができます。

一方、自閉症の子ども達は脳機能の働き方から
言葉を言葉通りに受け取りますから、
「いつ、始めるの?」と聞くと、
本当に質問されていると思って
「明日!」とか答えてしまうわけです。

「どうして、しないの?」と聞くと、
「嫌だから」なんて答えが返ってくることもあります。

それは、言葉の裏の意味や、
言葉に含まれる様々な意味などを、
うまく理解できないからです。

しかし、たいていの大人が自閉症の子ども達の
返答に対して「ふざけている」とか「屁理屈を言う」と
捉えてしまいますから、
この辺りから親子喧嘩が始まってしまいます。

こういったことを避けるためには
「質問系で指示を出さない」ことが
ポイントなのです。

こんな感じで、
今日は自閉症の子ども達の特性理解と共に
数々の伝え方のコツや、
やりとりの仕方などについてお話しました。

参加者の皆さんが
「え~、知らなかったから、
結構、質問系で話しかけていました。
その方がやんわりと伝えることができて
いいと思っていました~」

「自閉症の子ども達にひどいことをしていたことに
今、気づいて、反省しています~」

「知らないって、恐ろしいですね~」などなど、、、
いろいろ、自身を振り返っていらっしゃいました。

さて、今日は女性がきれいになる「プリティウーマン」というハーブティーにしてみました。
レディズマントル、コリアンダー、オレンジ、シナモン、マリーゴールド、レモンバーム、
フェンネル、ダンデライオン、ローズ、バニラの入ったブレンドティーです。

お部屋のアロマはオレンジをたいてみました。
しゃきっと元気になる感じがしましたよ。

これは、どうでもいいけど、息子が小学校に上がる前にはいていたスリッパ。
さっき、靴箱を整理していたら出てきました(笑)
「ひつじちゃんのスリッパが欲しい」と言うので、
息子を連れて広島そごうへ行った記憶があります。
今は思春期に入って、子どもとオジサンの真ん中みたいになっているけれど、
あの頃は可愛かったな~。

講座7回目 困った行動を減らす(クールダウン)

2015年6月12日

子どもをあたたかく育てるコツ講座(ライブ)

こんにちは。
行動理論に基づき、子育てのコツをお伝えしている
特別支援教育ジャーナリストの中谷美佐子です。

今日は7回目の講座でした。
テーマは「困った行動を減らす・クールダウン」です。

子どもの困った行動を減らすためには
上手に見て見ぬふりをしながら
子どものよい行動が出てきたとき、
すかさず褒めることが大切なのだと
前回お伝えしました。

今日は、目の前にどうしても
困った行動を増やしてしまう
要因となるものから離れるために
クールダウンの方法をお伝えしました。

クールダウンというのは、
ちょっと、その場所から離れて
気持ちを落ち着かせるということです。

かっかかっかしている親の前にいる
子どもはますますギャーギャー言うようになりますから、
親がちょっとその場を離れる等の工夫が必要です。

一方、子どももギャーとなってしまう対象から
離れるためのクールダウンの方法についても
お話しました。

でも、子どもにクールダウンさせる前に
私たち大人の方がクールダウンしないと
いけないことの方が多かったり、、、笑

そんなお話をしながら、
クールダウンやタイムアウトを
どのようにしていけばいいかを詳しくお伝えしました。

参加者の皆さんが
「クールダウンやタイムアウトをする前に
子どもを褒めることが上手にならないといけませんね」と
おっしゃっているのを聞いて、
今日も、とてもうれしくなりました。


疲れた心を元気にさせるアロマ(シナモン)をたいてみましたよ。


皆さん、子育てや職場でお疲れのようでしたので、
脳ストレス解消という音楽をかけてみました。

支援者のSさんが「ここに来ると落ち着きます。子どもへの関わり方だけでなく
自分の身体や心を整えることができるので、学びが多いです。感謝です」と
おっしゃってくださり、とてもうれしかったです。ありがとうございました。